「新しき村」100年続いた理由 「村人」希望いるのに増やせない理由

初見翔

新しき村の一角。近隣住民の散歩道にもなっています=2018年10月

 「新しき村」という名前を聞いたことがあるでしょうか? 理想に共感した人たちが集まり、農業などの労働を分担しながら共同生活を送る――。そんな村が日本に誕生してから今年で100年が経ちました。実は、シェアエコノミーや、ワークライフバランス(WLB)など、いま必要とされている考えを実践してきた場でもあります。世間のイメージとは異なる「共同生活」の実態、新規の「村人」に積極的ではない理由。なぜ100年も続いてきたのかを知るため、村を訪ねました。(朝日新聞記者・初見翔)

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