「一太郎」は生きている―― 開発者が同人誌、知られざる進化の物語

阪田隼人

一太郎の開発秘話がつづられた「短編小説」

 一太郎は生きている――。そんな書き出しで始まる「短編小説」がネット上で話題になっています。実はこれ、1985年に誕生した日本語ワープロソフト「一太郎」の現役の開発者たちによって書かれたもの。「昔懐かしの一太郎」ではなく、進化を遂げた「最新の一太郎」を知ってもらいたいと挑んだ処女作は、意外にも「文学好き」から好評だといいます。一体なぜ? 担当者に話を聞きました。

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