「どんな魚も簡単にさばける包丁」作った原型師兼仏師の不思議な経歴

竹田 和博
富山総局

魚をさばいたことのない人でも簡単にさばけることを目指したサカナイフ

 どんな魚も簡単にさばける――。そんな触れ込みの包丁を富山県の会社が製作し、売り上げを伸ばしています。作ったのは、銅像などの原型を手がけ、漁師経験もある「原型師兼仏師」の職人。銅像? 元漁師? しかも動機は「魚離れへの危機感」。いったいどういうことなのか。一品入魂でものづくりを突き詰める社長に話を聴きました。(朝日新聞富山総局記者・竹田和博)

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