難民キャンプで、片っぱしから話を聞いてみた ロヒンギャの肉声

染田屋 竜太
ヤンゴン支局長兼アジア総局員

ロヒンギャ難民キャンプで話を聞いた人々

 難民は、日本だと「遠い国の話」に思えてしまいます。ミャンマーから逃げて難民になった少数派イスラム教徒ロヒンギャは、バングラデシュの難民キャンプに流れ込みました。その数、1年間で約70万人。「かわいそうな人」というイメージで報道されがちな難民たちですが、それぞれの人生を生きています。「魚や肉が食べたくなるときだってある」「とにかく勉強がしたい」「ここでは知っている人が誰もいない」。キャンプで出会った12人の「肉声」をお伝えします。(朝日新聞ヤンゴン支局長兼アジア総局員・染田屋竜太) ※文中の敬称は省略しています

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