「学校きてね」「待ってるよ」不登校の子ども葛藤する「お手紙」問題

学校に行かない、もしくは行けない子どもたちは、同級生などからもらう手紙や寄せ書きに複雑な思いを抱いています。不登校を経験した女性は「よかれと思って書いてくれているのはわかっているけど、そっとしておいてほしい」と話します。

野口みな子

親友からの手紙を読むユウカさん(仮名)

 「学校に来てね」「待ってるよ」ーー、学校に行かない、もしくは行けない子どもたちは、同級生などからもらう手紙や寄せ書きに複雑な思いを抱いています。「学校でつらいときは興味を示してくれなかったのに」「『行かなきゃ』というプレッシャーになってつらい」。ネガティブな気持ちを持ちつつも、その思いを飲み込んでいるのは、みんなの「善意」が見えるからこそ。葛藤と申し訳なさの中で、学校に行けない自分を責めている……不登校新聞と協力して行ったアンケートから、やりきれない気持ちが見えてきました。

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