「僕は今、社会の最底辺にいる」生活保護を申請した男性の告白

「ADHD」「LGBT」という二つの生きづらさを抱えるダブルマイノリティの男性。生活保護を申請するまでの想いを、本人の手記として寄せてくれました。自らの状況を「社会の最底辺」と表現した男性が、再出発を果たすまでの記録です。

原田朱美

「たぬ吉」さんが八王子市から受け取った生活保護の決定通知書

 生活保護を申請したという男性が、手記を書いてくれました。ハンドルネーム「たぬ吉」さん。33歳。生活保護には、いろんなイメージがあります。不正受給や「働かずに楽をしている」といった悪いイメージをもつ人も、少なくありません。実際に申請する人の事情はそれぞれ多様ではありますが、ひとつの例をご紹介します。(朝日新聞デジタル編集部記者・原田朱美)

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