「初めての通学」ひなちゃん見守った学生 バスの中で見た支援の姿

乗り継ぎのバスが来て駆け寄る陽向子さん(中央)と、見守り役の中江光貴さん=長野市

 私はこの日、朝6時前に起きて、まず、外の天気を確かめました。大雪でバスが遅延すれば、取材は中止する約束だったからです。結果は快晴。ホッとしつつ、歩いてバス停まで行きました。「バスの乗客のふりをして学校まで見守っていただける方を募集しています」。いつもとちょっと勝手が違う取材は、養護学校に通うひなちゃんの将来を思う母親の張り紙がきっかけで生まれたものでした。(朝日新聞長野総局記者・鶴信吾)

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