中国映画はバブル?潤沢資金で「ハリウッド流」、イケメン俳優批判も

rong zhang

映画『LOVERS(十面埋伏)』の記者会見。左から、香港の俳優アンディ・ラウ、中国女優チャン・ツイイー、台湾と日本の俳優、金城武=2004年7月、台北。

 かつては広大な土地や、素朴な農民、甘酸っぱい初恋などが多かった中国映画のイメージが、ここ数年で急激に変化しています。エンタメは中国でも投資対象の一つとなり、潤沢な資金をバックに、CGなどハリウッドの技術を駆使した作品も数多く登場。制作本数と興行収入が右肩上がりで増えています。一方、ルックスを優先した若手俳優(通称「小鮮肉」)の演技の質がしばしば問われることも。中国の映画やドラマの日本語翻訳を担当する専門家に、映画から見える中国社会の変化を聞きました。

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