甲子園で「0勝7敗」経験を本に 元監督がやっちまった「痛恨の失敗」

山下弘展
朝日新聞スポーツ部記者

野球部の監督生活を振り返る本をしたためた盛岡大付高の沢田先生

 「甲子園の負け方、教えます」。そんな衝撃的なタイトルの本があります。著者は、岩手県にある盛岡大学付属高校で2008年まで野球部の監督を務めていた沢田真一さん(52)。7回出場した甲子園で、ただの一度も勝ったことがありません。自らの失敗をつまびらかにすることで後進の参考になればと執筆しました。しかし、沢田先生、本のなかでも、また失敗してしまったのです。

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