「なんでも電子書籍でいいのか?」文学フリマが百年後も愛される理由

河原夏季

まるで市販本。文学好きが集まった「文学フリマ」の販売スペース

電子書籍が浸透する中、紙だけでなくTシャツや下着など、様々な「物」で文学を形にする人たちがいます。年に数回、各地で開かれる「文学フリマ」では、小説や短歌、評論など、プロアマ問わず作者自身が出店者となって作品を販売します。ピースの又吉直樹さんの『火花』を生むきっかけとなった「文学フリマ」。事務局代表の望月倫彦さんは「なんでも電子書籍にすればいいというものではない」と語ります。

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