「睡眠薬遊び」「フーテン族」…未知の生き物「団塊世代」の黒歴史

若者にとって、おじさん・おばさんは、未知の生き物。あの人たちは、一体どんな時代を生きてきて、なんで若者にあれこれ言うのでしょう。

原田朱美

新宿駅東口グリーンベルトなどで寝起きするフーテン族=1968年9月6日

■シリーズ「おじさんおばさんトリセツ」
 書店に行くと、たくさんの「若者本」を目にします。おじさん・おばさんにとって宇宙人のような「いまどきの若者」とはどういう生き物なのか、解説しています(文句を言いたいだけのものも中にはありますが)。でも、「逆」って少なくないですか? つまり若者向けの、「おじさんおばさんトリセツ」。若者にとっても、おじさん・おばさんは、未知の生き物です。社会に出れば、おじさんおばさんは、若者の前にドンと立ちはだかります。若者だって、おじさん・おばさんのことを解説してほしい。あの人たちは、一体どんな時代を生きてきて、なんで若者にあれこれ言うのでしょう。(朝日新聞東京社会部記者・原田朱美)

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