「おかまに行政支援は不要」発言、地方のLGBTが抱える生きづらさ

永田篤史
朝日新聞記者

さとちんさん(奥中央)を中心に盛り上がるリスナーたち=2016年4月1日、新潟県三条市元町のステージえんがわ

 おかまに行政支援は不要――。新潟県三条市が制作委託料を出しているFM番組のパーソナリティーをめぐる市議の発言が議論を呼びました。その後、市議は撤回しましたが、発言は地方に住む性的少数者(LGBT)の生きにくさを考えるきっかけになりました。「おかま」発言のきっかけとなったラジオパーソナリティー、さとちんさんは「ここは渋谷区ではない。田舎に行けば行くほど大変」と話しています。

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