実家から「春画」が出てきた! 1億円のお宝も…春画市場の実態とは

人間の性愛を描いた浮世絵「春画」。展覧会は大盛況で、図録の売れ行きも好調です。春画コレクターとして知られる古美術商・浦上満さんに、春画市場の展望や楽しみ方を聞きました。

梅本響子

祖母の家から出てきた合本に入っていた、歌川豊国「絵本 開中鏡」のなかの1枚

 人間の性愛を描き、江戸時代に広く愛された浮世絵である「春画」が、注目を集めています。国内で初となる春画の展覧会には、既に14万人を超える人が訪れています。貸本屋を通じて広く普及し、かつてはお守りや嫁入り道具という側面もあったという「春画」。今も押し入れの奥に眠っている一品があるかもしれません。展覧会のヒットで「春画」市場は広がるのか。古美術商・浦上蒼穹堂の浦上満さん(64)に聞きました。

続きを読む