安倍談話「謝罪背負わせない」に共感の声 ドイツの名演説との違いは

世論調査では、安倍談話を支持する人が多数となっています。比較されるドイツのあの名演説はどう訴えているのでしょう。

戦後70年談話を発表する安倍晋三首相(左)と、2006年にインタビューに答えるリヒャルト・フォン・ワイツゼッカー元ドイツ大統領

 戦後70年の今年発表された「安倍談話」。朝日新聞社の世論調査では「評価する」が40%で「評価しない」の31%を上回った。戦争に関わりのない世代の子どもたちに「謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」という談話の主張には「共感する」が63%に及んだ。1985年のヴァイツゼッカー西ドイツ大統領の演説にもよく似た一説がある。しかし、歴史に残る名演説と世界的に評価が高いヴァイツゼッカー演説には、まったく別の次世代への「願い」も托されていた。

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