フィギュア高橋引退 長光コーチが語る「大げんか、プチ家出、号泣」

フィギュアスケート男子の高橋大輔が現役引退を表明。「優しすぎる性格」という高橋を世界レベルの選手に育てた秘訣(ひけつ)とは――。長光歌子コーチが語った。

ソチ五輪で、ショートプログラム(SP)の演技後、得点の発表を待つ高橋大輔と長光歌子コーチ=飯塚晋一撮影

フィギュアスケート男子の高橋大輔(28)=関大大学院=が現役引退を表明した。彼をトップスケーターに育てた長光歌子コーチ(63)の最近の講演録から、これまでの二人三脚の道のりを振り返る。
 長光氏は関大アイススケート部コーチで、日本フィギュアスケーティングインストラクター協会理事。講演は9月4日に東京・新宿で開かれた。自らの人生の転機となった1972年の札幌冬季五輪、根底にある指導哲学、「優しすぎる性格」の高橋を世界レベルまで導いた秘訣(ひけつ)とは――。
(聞き手・朝日新聞スポーツ部 後藤太輔)

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