「三種の神器」、スペインにもあった

▼おうごんのかんむり   ??ゴールド

 戴冠(たいかん)――。スペインの新しい国王フェリペ6世が6月19日、即位した。
 この日朝の式典では、父親で前国王のフアン・カルロス1世から、赤い布製のベルトを腰に巻いてもらった。軍の最高司令官であることを示す、国王としての象徴だ。国会での宣誓にあたっては、王冠と王笏(おうしゃく、杖)が並べられた。
 実際に戴冠したり、手に持ったりはせず、王位の即位、継承を印象づけるシンボルだ。ふだんは王宮で厳重に保管されているという。(パリ=青田秀樹)

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