ネットの話題
「射的に挑む温度が違い過ぎて」4歳児の〝構え〟に現場がざわついた
「今後、子どもたちが本物の銃を持つことがない世の中を切に願います」
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「今後、子どもたちが本物の銃を持つことがない世の中を切に願います」
夏祭りの季節が到来するなか、SNSで、〝射的〟に挑戦している4歳児の姿が「現場をざわつかせた」と話題になっています。何がすごいのか、射的の達人に解説してもらい、誰でもまねできるコツを伝授してもらいました。
写っているのは、4歳の息子さん。射的に向かって、銃を構えています。
《射的に挑む温度が違い過ぎて
現場がざわついたwww》
その構え方は独特で、地面に膝をつけ、目の前の机にひじを置き、頰を銃に寄せて肩でしっかりと銃身を支えています。狙いを澄ます様子は、4歳児とは思えない、ものすごい集中力と気迫を感じさせます。
画像では、周りに写っている子どもたちも、思わず手を止めて見入っています。
この投稿は、「スナイパーの面構え」「ゴルゴ13の生まれ変わりか」「この構え、前世は射撃のプロだ」などコメント欄もざわつかせ、30万いいねがつくなど、反響を呼びました。
射的に挑む温度が違い過ぎて
— NCコージ (@kojiRVFNC35) July 14, 2024
現場がざわついたwww pic.twitter.com/hnonFV3Mv2
投稿したNCコージさんに話を聞きました。
「ざわつかせた」射撃の構えを見せたのは、4歳の息子さんで、この日は、家族でショッピングモールの夏祭りイベントに行った時に、射的を見つけたそうです。
なんと、息子さんは、これが人生で初めて挑戦する射的だったとのこと。
銃のおもちゃも「家にある小さな水鉄砲ぐらいしか知りません」と、まったくの初心者。
NCコージさんも特に銃に興味があるわけではなく、息子には構え方も教えなかったと言います。「アニメなどでもそのような(射撃の)場面は見たことはないと思います」「なのでなぜ、あのような姿勢で構えたのかは分かりません」
しかし、銃を手にしたとたん、〝目つきが変わった〟という息子。
構えた時、それを見ていた周りの大人たちが「すごいな…!」「あんな風に構えなさい」と、少しざわつき、隣の家族も見入っていたと言います。
そして結果も「弾は5発あり、うち2発ぐらいが当たった」と、見事命中。
残念ながら、〝的〟は少し揺れただけで倒れなかったため、景品はもらえませんでした。
しかし、現場をざわつかせた当人は、「残念賞でもらったあめ玉をママにあげて満足そうでした」とのこと。
Xでは、「将来が楽しみ」などのコメントもありましたが、NCコージさんは「息子の射的の構えは様になってますが、今後、子どもたちが本物の銃を持つことがない世の中を切に願います」と強く願いを込めてくれました。
画像を見て、bobuzoさんは「誰にも教わっていなくて、この構えができるのは正直、スゴイです」と衝撃を受けた様子。
bobuzoさんによると、「射的で一番大事」なのは「狙った方向にコルク弾が飛ぶように、銃身と銃口を的に向けてしっかり固定する」こと。
4歳児の構えは「しっかりコルク銃を固定できる持ち方・姿勢を直感的にやっているのかと思われます。照準もしっかり合わせて的を狙っているので、射的の基本をすでに把握している彼はスゴイです!」。
今回は、残念ながら的を倒すことはできませんでしたが、bobuzoさんは「まずは的に当たったことがお見事。射的では的を当てるのが必要条件なので」と、次回以降に期待をつなげます。
ちなみに、縁日の射的では、片手で銃を持ち、的になるべく銃口を近づけるように、台から身を乗り出して撃っている人を見かけることがあります。この構えの方が、よく当たるのでしょうか?
bobuzoさんに言わせると、これは「しっかり固定できる人向け」だそうで、「大人でも片手で銃口を固定するのは至難の技」と、その難しさを語ります。
bobuzoさんの「射的講座」の動画では、誰でもまねできる、基本のコツを教えています。
まず、構え方は、無理に片手で持とうとせず「両手を添えて、柄を肩に当てて狙いを定めるべし」。銃口を的に近づけるかどうかよりも、〝狙いが全て〟と言います。
また、照準は「両目」で見て、銃の手前と銃口近くの「2カ所の照準を合わせるべし」。
的が倒れるかどうかは、「的自体の形状(形・重心の位置)や弾の当たった位置に大きく左右される」とのことです。基本的には「半分より上に狙いを定める」ことで、倒れやすくなるとのことです。
「遊びぷらん」はコロナ禍でイベントが無くなってしまった時期に「イベント屋として楽しい情報を届けたい」とプランナーたちが始めたチャンネルです。射的以外にもヨーヨー釣りやスーパーボールすくいなどのコツも発信しています。
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