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よーく見たら…恐竜ベンチじゃん! さすが福井、県庁前に4台設置
「恐竜王国」と呼ばれる福井県の取り組みについて取材しました
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「恐竜王国」と呼ばれる福井県の取り組みについて取材しました
「県庁前のベンチよく見たら恐竜」。先日、そんな県庁職員のつぶやきが拡散しました。「恐竜王国」と呼ばれる福井県の取り組みについて取材しました。
福井県のチャレンジ応援ディレクター(COD)・寺井優介さん(39)。
県内で活躍する若者を応援する課長相当級の県庁職員です。
そんな寺井さんが7月12日、ツイッター(X)で「県庁前のベンチよく見たら恐竜」とつぶやき、1枚の画像を投稿しました。
映っているのは県庁前広場にあるベンチで、側面から見ると恐竜のデザインになっています。
この投稿に対して、「さすが恐竜王国」「こういう遊び心が良い」といったコメントが寄せられ、いいねは14万を超えています。
県庁前のベンチよく見たら恐竜🦕 pic.twitter.com/WY18xRodEX
— 寺井COD (@CODfukui) July 12, 2023
県の財産活用課によると、このベンチを設置したのは今年6月。
県庁前広場の舗装工事が完了したことを受けて4台を導入したそうです。
ベンチは特注品ではなく、福井市のマーベルコーポレーションが手がけているもの。
恐竜王国・福井にぴったりのベンチで、県産材を使用していることも採用の決め手になったといいます。
「国体開催に合わせて開発し、2018年に発売した『ダイナソーウッドベンチ』です」
そう話すのは、マーベルコーポレーションの社長・小澤聖輔さんです。
2人掛けを想定した幅1.2mタイプと、4人掛けを想定した1.8mタイプの2種類があり、県庁前広場に設置されたのは1.8mの方。
1.8mのベンチは、真ん中を仕切るように恐竜の鋳物がありますが、これは強度を確保するために必要なもので「排除ベンチ」としての意図はないそうです。
これまで認定こども園などに販売してきましたが、ヒット商品と呼べるほどではなかったダイナソーウッドベンチ。
注目を集めたことを受けて「福井の良さを知ってもらい、木材の良さも知っていただけたらありがたい」と小澤さんは話します。
ツイートが話題になったCODの寺井さんは、大学卒業後に入庁してから観光や恐竜のPRなども担当してきました。
「ちょうど福井県立恐竜博物館のリニューアルオープンのタイミングで注目を集めたことをうれしく思っています」
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