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ノートが雨に濡れたら…「冷凍で乾く」製造会社のライフハックに驚嘆
ドライヤーを使うのはNG
「雨でノートを濡らしてしまったら……冷凍してください!」。そう呼びかけるノート会社の投稿に注目が集まりました。よく傘を忘れる記者は、ノートを雨で濡らしてしまい、ドライヤーで乾かしてバリバリになってしまったことも。適切な対処方法を投稿した担当者に聞きました。(withnews編集部・水野梓)
ノートが雨に濡れたり、コップを倒して水分を含んでしまったとき、「ドライヤーで乾かす」をやりがちですが、担当者は「私も学生時代によくやりましたが、ドライヤーで乾かすとページが波打ってしまいます」と指摘します。
おすすめの対処方法は、こちら。
雑誌は残った水分を吸収する、ペーパータオルは雑誌の印刷がノートにうつらないようにする役割があるといいます。
ツイートは4万近くリツイートされ、「知らなかった」「若い頃に知りたかった」といった驚きの反応が集まっています。
「ドライヤーで乾かすとごわごわになってしまいますが、冷凍する方法だと書き心地は遜色ありません。ラインマーカーは流れてしまいますが、シャープペンシルや鉛筆の筆跡はそのままです」と話します。
一方で、温度変化で色が消えるフリクションペンでは、消したはずの筆跡が冷凍後に戻っていることも……。
「消したと思っていたはずの、ノートの隅っこの落書きや好きな人の名前などはご注意くださいね」と笑います。
さらに早く乾かしたい場合や、ページ数が多い場合は、冷凍後にページの間にコピー紙をはさむ・上下の雑誌を取り換えるといった対策で乾きが速くなるといいます。
今回の「冷凍法」は、普通紙に使える方法です。コート紙・アート紙といった「塗工紙」の場合、対応が少し異なります。
大栗紙工は、1日約10万冊のノートを製造し、発達障害の当事者の声から生まれた目に優しい「まほらノート」など、技術やノウハウを活かしたノートを売りにしています。
「ノートの白がまぶしい」といった悩みがあることを知り、支援団体と協力して、当事者約100人にフィードバックをもらって作ったノートです。
担当者は「コンサルからは『採算がとれない』という指摘もありましたが、100年近くノートを作っている会社として『ノートを使うのがしんどい』と思っている人がいるのは申し訳ない、なんとかしたい、という取締役と社長の強い思いがあってノートが生まれました」と話します。
今回のツイートへの大反響に驚いているという担当者。
一方で、「ランドセルの中で麦茶をこぼしてしまったときのノートの助け方を知りたい」という声も多く、「このお悩みになんとかこたえたい」と話します。
「コーヒーや醬油よりも落ちづらいんですよね。今後、研究したいと思っています。『これだ!』という方法が見つかったらまたSNSで発信します」と話しています。
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