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パン生地作りで大惨事、「絶望通り越して…」 リプライは大喜利状態
気づいたときに「ヒヤッとしました」。
お菓子づくりが好きな24歳の自宅で大惨事――。電子レンジの中に置かれた、生き物にも見える、まかふしぎな物体の写真が話題です。なかなか見ない造形が生まれた背景について、聞きました。
パン生地を発酵させていたことをすっかり忘れていました pic.twitter.com/CDLr8UYhlx
— 𝕟𝕒𝕜𝕠👩🏻🍳🫧 (@naaakooo000) January 29, 2023
「発酵しすぎたパン生地」が誕生したのは、29日夜のこと。
nakoさんは、焼く直前の状態のパン生地を大量に作り、冷凍保存しようと調理をしていました。
こねたあとのパン生地は通常、2度の発酵(一次発酵と二次発酵)を経て焼き上げますが、今回の写真は一次発酵後の状態。
パンこね機でこねた生地を、電子レンジの発酵機能を使って1時間発酵させていました。発酵後、タイマーの音が鳴ったはずだったのですが、「事務作業をしていた」というnakoさんは、タイマー音に気づかないほど集中してしまっていました。
「事務作業を終えたとき、ヒヤッとした」というnakoさん。時計を見ると、発酵終了からゆうに2~3時間が経過していました。
「急いで電子レンジへ向かうとパン生地が恐ろしい姿になっていて、絶望を通り越して笑ってしまいました」
ボウルが小さすぎたことや、水分量が多すぎたことが原因だとnakoさんは分析します。
気になる「発酵しすぎたパン生地」は、ボウルの中に入っているものは小分けで冷凍保存にして、あふれてしまった分は「残念ながら廃棄しました……」。
「過発酵」の状態と思われる、nakoさんのパン生地。
お菓子やパン作りの材料、器具などを販売する富澤商店のHPによると、パンの発酵は「イースト菌が糖分をエサに分解してアルコール発酵を行い、その際に発生する炭酸ガスによりパン生地が膨らむこと」である一方、「過発酵」とは、「そのパンの『発酵』がすすみすぎてしまった状態のこと」とし、「発酵時間が長すぎたり、パン生地の温度が高くなりすぎると起こります」とのこと。
過発酵を防ぐには、生地温度に注意することが大切で、場合によっては水や材料を冷やしておいたり、水の量を減らしたりするとうまくいくそうです。
広報担当者にnakoさんのツイートを紹介すると、「画力がすごいですね。話題になるのも納得です」と驚きます。
この苦い経験を生かしつつ、nakoさんは「先日、職場の方からいただいたパンこね機を大切に使わせていただきながらおいしいパンをたくさん作りたい」と語ります。
いままでは趣味としてお菓子作りをしていたnakoさんですが、イベントやマルシェ販売に向けて動き出したところだといい、「フィナンシェなど主に焼き菓子をメインに販売する予定。研究しながら、よりおいしいお菓子をたくさんの方に食べていただきたいです」と話しています。
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