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ハトの最終形態…撮れちゃった「カラスにビビった鳩」の驚愕写真
専門家「はい、実は見事に広がります」
いつも見慣れているハトからは想像できない、「ビビった鳩」の写真が話題です。「本当にハトなの?」と疑われた写真について、鳩の専門家に話を聞きました。
話題になったのは、寿司に牛乳は合う(@988cck3)さんが投稿した「鳩」らしきものの写真です。
扇のように開いた尾羽は、クジャクっぽくもあり、日頃、公園などで見かける鳩らしさはほとんどありません。
文章にはこうあります。
この投稿には「こんな聖衣ありそう」「ハトの最終形態」「尾羽ってこんな広がるの?」と驚くコメントが寄せられ、12万件超のいいねがつきました。
突如飛んできたカラスにビビった鳩が撮れました。 pic.twitter.com/iFCsxVE6Kp
— 寿司に牛乳は合う (@988cck3) February 3, 2022
見れば見るほど、「鳩っぽく」見えない、この画像。
鳩に詳しい「一般社団法人 日本鳩レース協会」に送って、調査をお願いしてみました。
自身も愛鳩家という、協会内のピジョンクリニック獣医師・太田明さんによると、写真に写っているのは、カワラバトという種類の「鳩」だとのこと。
もともと、レース鳩も、公園で見かけるドバトも同じ「カワラバト」だそうです。レース鳩の場合は、脚輪をはめていることで判別することができます。
ハトであることは分かりましたが、「そもそもハトって、こんなに尾羽を広げるのか」という疑問が残ります。
太田さんは、「カラスに襲われる危険を察知したのであれば、身体を大きく見せたいという本能から、尾羽を広げたものと思います」と推測します。
そして、「ハトの尾羽は見事に広がります」と断言。
飼育環境でも、嫌なことがあれば、ハトは拒否反応として尾羽を広げて見せたり、水浴び後に羽を乾かすときに尾羽を広げたりすることもあるそう。
愛鳩家にとってはこんなハトも見慣れた姿なんですね。
「平和の象徴」とも言われるハトが、威嚇で見せた「最終形態」には驚く声が上がりました。
太田さんは「威嚇方法としては、ほかにも、くちばしでつつく、主翼ではたくなどがあります」と言います。戦うときは戦うハト。
ポッポッポーと豆食ってる場合じゃないような、生存がかかった時、ハトはこんな一面を隠しています。
でも、街なかで見かけたときは、ぜひ優しく見守ってあげてください。
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