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ソファの下に入ったおもちゃをズザー!「6秒動画」に共感の声

ストレスマックスな子育てを思わずクスッ

ソファの下にミニカーを駐車する息子。取り出すのが一苦労ですが=田口ナツミさん(@NatsuTagu)提供
ソファの下にミニカーを駐車する息子。取り出すのが一苦労ですが=田口ナツミさん(@NatsuTagu)提供

目次

ソファの下に子どもが入れてしまったおもちゃ。それを一気に取り出すために母親が作った装置がツイッターで話題です。投稿者に話を聞きました。

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乳児は、びくっ

話題になっているのは、TaguNatsu(@NatsuTagu)さんの投稿です。
ソファの下の隙間に入ったおもちゃを一気に取り出せる装置を作りました。

動画はわずか6秒。手前に映る手が、握った糸を離したとたん、「ズザーーー!」と派手な音を立てて、10台ほどのミニカーが、ソファの下からはじき出されてきました。


手前に座る乳児は、びくっ。幼児が「いっぱいだ~! いえ~!」と飛びつきます。

何度見ても、何が起こったのか分からないこの「装置」。
投稿には「天才か!」「仕組みが知りたい」「うちのソファにもいっぱいおもちゃがある」「(おもちゃ取るの)大変な作業ですからね!」と共感のコメントがつき、投稿は7000件以上のいいねを集めました。

いたちごっこに終止符?

この装置を作ったTaguNatsu(@NatsuTagu)さん、こと、刺繡作家の田口ナツミさん(30)に話を聞きました。

長男の葦人(よしと)くん(2歳)、次男の数真(かずま)くん(10か月)の子育てに追われる毎日。夜は、子どもたちが寝静まってから、作品の制作を進めています。

葦人くんが最近はまっている遊びの一つは、ソファの下の隙間にミニカーを駐車することです。
手が小さいので、駐車はできても、奥に入った車を自分でとることができません。必然的に、車を出すのは田口さんの仕事になります。

「クイックルワイパーの柄でかき出すんですけど、これがなかなか大変で」

取り出しては、駐車され、また取り出して、という、いたちごっこ。

子どもにとってはソファの隙間も、駐車場=田口ナツミさん(@NatsuTagu)提供
子どもにとってはソファの隙間も、駐車場=田口ナツミさん(@NatsuTagu)提供

つい「もうやめて!」と言いたくなってしまう、そんなとき、ふとこの装置を思いついたそうです。「なぜ思いついたのかは、今となっては思い出せないのですが・・・」

装置の仕組みはいたってシンプル。「パチンコ」の原理です。

ソファの2本の前足に、ゴムを張ります。そして真ん中を糸で結び、糸はソファの後ろから通して、引っ張っておきます。

子どもがソファの下におもちゃを入れたのを見計らって、張っておいた糸を一気に緩めると・・・・。

「ズザーーーー!」
おもちゃが飛び出すのです。パチンコのように。

このアイデアを思い付いたのは1か月前。すぐに輪ゴムを買いましたが、アイデアはあたためておきました。「忙しくて、放置していました」

いざ作るときも、ベストなゴムを探すため、マスク用のゴムや、子どもの服のそでに入れる細いゴムなど、いろいろなゴムを試しました。

輪ゴム15本を編んだところ、うまくいきました。

狙い通りに飛び出すおもちゃ。子どももびっくり。
爽快な瞬間です。
「『ざまみろ!』と思いました(笑)」

ZOOMでインタビューに応じてくれた田口ナツミさんと、葦人くん、数真くん兄弟。二人のいたずらをたしなめ、あやしながら、質問に答えてくれました。ありがとうございました
ZOOMでインタビューに応じてくれた田口ナツミさんと、葦人くん、数真くん兄弟。二人のいたずらをたしなめ、あやしながら、質問に答えてくれました。ありがとうございました

ストレスをクスっとさせるアイデア

田口さんが子育て中に思いついた装置は、数知れずあります。

「フルストレスの毎日なのですが、ストレスがマックスになったときにアイデアが出てきます」

なぜかなくなってしまいがちな、子どもの靴下を壁に貼り出す「指名手配書」。西部劇風です。

そして、片づけるそばから、床に散らばった子どものおもちゃを踏んでしまった時に、スタンプを押す「ポイントカード」。

「おもちゃを踏んだ時に、つい『痛いコラ!』と怒ってしまう。その変わりに、『とりあえずスタンプ押そう』って思うと、いつの間にか怒りが収まっています」

ポイントはたまると、夫に良いものを買ってもらうそうです。


田口さんが抱える「ストレスマックス」な出来事は、子育て世帯にはあるあるな悩み。そんなストレスを、思わずクスっとさせるアイデア投稿には共感の声が多く集まります。


「私も怒ることもいっぱいですが、世の中のママやパパたちも抱えている悩みが、少しでも軽くなるとうれしいです」

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