ネットの話題
赤ちゃんの寝姿が漫画の1コマに「心の声」ダダ漏れする毛布が人気
「実はこの後とんでもないことをしでかすつもりだ」
すやすや眠る赤ちゃんを、一瞬で漫画の一コマにできるブランケットが発表され、ネットで注目されています。「寝かせることでストーリーが成り立つような文言」を考えたという作者に話を聞きました。
「【新発明】赤ちゃんの寝姿をマンガの1コマへと変える魔法のブランケットを発明してしまいました・・・!」という文章を添えて、10月19日にツイッターに投稿しました。
写真を見ると一目瞭然。ブランケットの上に寝ている赤ちゃんは、漫画のコマの世界に収まっているように見えます。
赤ちゃんの脇にはこんなセリフが印刷されています。
「今はこうしてスヤスヤとお昼寝に勤(いそ)しむ私だが」
「実はこの後とんでもないことをしでかすつもりだ」
漫画的な表現で、ぐっすり寝ている赤ちゃんの心の声が、「ナレーション」でダダ漏れになっているように見えます。
ツイッターでは「めちゃめちゃほしい!」「超ウケた」「何をしでかすつもりなんだ」などのコメントが寄せられ、反響を呼びました。
【新発明】赤ちゃんの寝姿をマンガの1コマへと変える魔法のブランケットを発明してしまいました…!
— ekōD Works 🃏 エコードワークス (@ekoDWorks) October 19, 2020
描かれたセリフとお昼寝姿がマッチして物語が生まれる寸法です。
11月中旬お届け予定で早速予約受付を始めました🃏
ベビーギフトにもお勧めです🎁https://t.co/fUHQcvZYko#昼コミブランケット pic.twitter.com/APYnA3H51a
「友人夫婦に赤ちゃんが生まれて、何かオリジナルのベビーグッズをプレゼントできないかと思い立ち、考案しました」
エコードワークス代表で、ブランケットの作者の福澤貴之さんは、制作の背景について、そう語ります。
ちまたでは、お昼寝中の赤ちゃんの周りをぬいぐるみやシーツなどで飾り、物語の中にいるように見せる写真「お昼寝アート」が人気でした。「面白い文化だなと思っていました」
そこに、福澤さんが兼ねてから注目していた、漫画的な演出を雑貨に取り入れる手法を合わせたら、「赤ちゃんの寝姿に物語性を加えられる」と考えたといいます。
こだわったのは、セリフやナレーションの内容。「赤ちゃんを寝かせることでストーリーが成り立つような文言」を考えました。
「ブランケットを使うときの親の心理」と「SNSなどを介して画像で見ることになる受け手側の感じ方」を意識しながら、文言を調整していきました。
「お昼寝コミックブランケット」には、「とんでもないことをしでかすつもりだ」という「スヤスヤ」編以外に、「狸寝入り」編も用意しました。
こちらでは「ふふ…狸寝入りとも知らずにまた写真を撮っておるのか」「全く相変わらずの親バカよのう…」という吹き出し。
赤ちゃんらしからぬ古風な口調に、胸が高まります。
もともとハウスメーカーに勤めていたという福澤さん。特に建て売り住宅だと、不特定多数の人が受け入れられる「堅実なものづくり」を求められ、遊びの要素が入り込む余地はほとんどありませんでした。
そこで独立開業したエコードワークスでは「ユーモア+アートで面白おかしい世の中をつくる」を掲げ、数々のクスッと笑える作品を生み出し続けています。
「お昼寝コミックブランケット」については、「制作している最中から個人的にこれはなかなか良い作品ができた気がすると思っていましたが、実際のところどのような反響があるのか(ないのか)は出してみるまでわかりませんでした。SNSを中心に想定を超えるたくさんの反響をいただいて、えらいこっちゃと思っています」と話します。
セリフのバリエーションについてはまだまだアイデアがあると言い、「今後ラインナップを広げていく予定です。人気マンガとのコラボモデルなども作っていけると楽しそうだなと思っています」。
サイズは横100cm、縦70cm。価格はいずれも税込み4400円です。
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