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「時間を文字で伝える時計」に驚きの声! 斬新すぎる仕組みを聞いた
「文字を使って時刻を知らせる」というコンセプトの時計が、ネット上で注目を集めています。
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「文字を使って時刻を知らせる」というコンセプトの時計が、ネット上で注目を集めています。
パネルに刻まれた110個の漢字とひらがな。内側からライトが照らした文字をつなげると、「現在の時刻は四時まであと十五分です」という文章に――。「文字を使って時刻を知らせる」というコンセプトの時計が、ネット上で注目を集めています。ドイツ発の「QLOCKTWO」というブランドで、壁掛けタイプの場合、価格は税抜き13万9千円からです。どういった時計なのか、日本の代理店に話を聞きました。
今月1日にツイッター投稿された画像。写っているのは板状の時計です。
シルバーのパネルには、110個の文字が刻まれており、ライトで照らされた文字をつなげると「現在の時刻は七時まであと十五分です」と読むことができます。
この投稿に対して、「なんかかっこいい」「コレを考えた方、お見事」「あと15分ですって、なんで考えさせるん」といったコメントが寄せられています。
この時計は、ウォッチブランド「QLOCKTWO」の製品です。
ドイツのデザインエージェント「BIEGERT&FUNK」社が立ち上げたブランドで、「レッド ドットデザイン賞」をはじめとした20以上の国際的なデザインアワードを受賞しているそうです。
文字は「五分」「十分」「十五分」……と5分間隔で変化。30分は「半」と表示されます。35分以降の表示はなく、「○時まで、あと二十五分」といった風に表現されます。
「あと○○分というのは欧州の時計の読み方に合わせたもので、文字数が増えすぎないようにとの工夫でもあるようです」
そう話すのは日本の販売総代理店「SwissPrimeBrands」のマーケティングマネージャー・岡原圭佑さんです。
パネルの四隅がそれぞれ光るようになっていて、表示されている時刻に点灯している数を足すことで分単位で時刻を把握できます。
ラインナップは掛け時計、卓上時計、腕時計の3種類。価格は掛け時計が13万9千円から、卓上時計が6万4千円から、腕時計が8万2千円からです(いずれも税抜き)。
日本語表示のものを買ったけれど、やっぱり英語がいい、と感じた場合でも、本体を買い替える必要はないそうです。
「本体は20カ国以上の言語に対応しており、パネルのみを買い替えていただければ大丈夫です。パネルの素材もアクリルから金箔を貼ったものまで、数多く用意されています」と岡原さん。
ただし、腕時計については日本語に対応していないので、注意が必要です。
先進的なデザインで、会話するように時を伝えてくれるこの時計。
岡原さんは「針でもデジタルでもない第三の表示方法です。視覚的にも時間に追われる感じがなく、休日を過ごす際にピッタリです」と話します。
話題になったことについては、「モダンアートをライフスタイルに採り入れることで、欧州の文化を楽しんでいただければと思います」。
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