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板チョコ47万枚分!ギネス記録も 明治・大阪工場のビッグミルチとは
明治の大阪工場に設置された巨大看板がツイッター上で注目を集めています。
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明治の大阪工場に設置された巨大看板がツイッター上で注目を集めています。
【ネットの話題、ファクトチェック】
明治の大阪工場に設置された巨大看板がツイッター上で注目を集めています。その名は「ビッグミルチ」で、看板商品「明治ミルクチョコレート」を再現したものです。どのような経緯で設置されたのか? 詳しく話を聞きました。
今月12日にツイッター投稿された4枚の画像。まるでCGで合成されたかのように、日常の風景の中に巨大な板チョコが写っています。
実はこれ、本物のチョコではなく、工場に設置された看板「ビッグミルチ」です。
この投稿に対して、「食べられそうな工場だ」「行ってみたい」といったコメントが寄せられ、リツイートは2万3千、いいねは4万9千を超えています。
ビッグミルチが設置されたのは2011年2月。
大阪工場1号館の建て替えにあたって、「何か地元の方やお客様に喜びや元気をお届けできる楽しい仕掛けができないか」と検討した結果、看板商品の巨大看板を設置することになったそうです。
従業員の間では昔からミルクチョコのことを「ミルチ」と呼んでおり、その巨大看板ということでビッグミルチという名称になりました。
板チョコの凹凸の角度から粒の縦と横の比率まで、実物と同じにしようとこだわり、つやつや感と滑らかさを出すため、素材に繊維強化プラスチックを使用。人の手で磨き上げたそうです。
その大きさは、高さ27.6m、幅165.9m。粒数を数えてみると42あり、本物の「明治ミルクチョコレート」約46.9万枚分(面積比)に相当します。
2011年12月には「世界最大のプラスチック製広告看板」として、ギネス世界記録に認定されています。
設置から7年たって、再び話題になったことについて、明治の広報担当者はこう話します。
「設置当時、近隣の方々は驚かれていたようですが、年数を経るごとに明治のみならず、地域のシンボルとして認知されるようになってきています。ツイッターで話題になったことで今度は我々が驚いていますが、今後も地域のシンボルとして愛される看板であり続けたいです。近くに行かれる方は、ぜひ実際の商品“ミルチ”と、その大きさを比べてみていただければと思います」
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