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コナンを15年ぶりに見て驚いた「六つの変化」スマホ!現場に顔パス!
名探偵コナンを最近見ていますか? 先日、映画「から紅の恋歌(ラブレター)」を見に行きました。中学生以来、15年ぶりのコナンです。おそらく長い時間をかけてゆっくり変わっていったのでしょうが、15年ぶりに見ると衝撃的な変化が盛りだくさんでした。
そもそもなぜ見に行ったのかというと、コナンの映画がランキング上位をずっと走っているのが気になったからです。
1997年の第1作「時計じかけの摩天楼」で興行収入11億円だったシリーズは、毎年新作を出しじわじわと興行成績を伸ばします。
昨年の「純黒の悪夢(ナイトメア)」で63億3千万円と60億円の大台を突破。そして今作は、5月28日に63億5千万円と前作を上回り、5年連続で過去最高を記録しました。
中学生まで毎週テレビアニメを見ていたとはいえ、15年ぶりです。
予習も復習も何もせず行ったので、ついていけるかなぁと心配でしたが、まったくの杞憂でした。
まず、映画の冒頭。高校生探偵の工藤新一が、黒ずくめの男たちに薬を飲まされ小学生の体に。江戸川コナンと名乗り、幼なじみの毛利蘭の家に身を寄せている。劇場版21作目なのに、大前提の設定をさらっとおさらいしてくれる。
なんて親切!
主要キャラクターはあのころのままで、まるで中学生の思い出ムービーを見ているような感動がありました。
毛利蘭の父で「眠りの小五郎」こと探偵の毛利小五郎は、相変わらず女性に色目を使っています。コナンのライバルで、今作大活躍する高校生探偵の服部平次と、幼なじみの遠山和葉の恋はまったく進展していません。
それ以上に気になった変化は、数えたら6個ありました。
まず第1の事件は日売テレビ(明らかに読売テレビ)で起こるのですが、そこへコナンたちが行くきっかけは、小五郎のテレビ局での対談があったからです。
前から有名人ではありましたが、まさかテレビ対談をするまでになっているとは。
小学生も持つ時代なんですね……。スマホを駆使して事件解決へ導いてます。ちなみに少年探偵団の光彦も持っていました。
これが一番衝撃でした。
15年前は無邪気な子どもを装って、「あれれぇ、こんなところに何か落ちてるよ」とか言いながらちゃっかり事件現場で手がかりを探してたはずです。
いまは、京都府警に顔パスで現場に入っちゃってるし! 殺人事件現場をスマホで写真撮りまくってます。刑事も「お好きなように」って。この15年の間にコナンに何があったんでしょうか……。
大阪府警幹部の会議にも参加してます。
いくら服部平次の父親が府警本部長とはいえ、ここまでコナンが力を持つようになったとは。しかも幹部より発言してるのに誰も止めません。
テレビモニターを使って推理を披露し、幹部も納得。本当にコナンに何があったんでしょう。
コナンが腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎になり代わって推理を披露するなんて前置きは一切必要なし!
すでに眠った小五郎が喋り始めます。しかも物語の中盤に。もう眠る小五郎はメインイベントではないのですね。
これはおぼろげな印象ですが、昔の阿笠博士は面白いことを言う時にもう少し言葉数が多かったように思います。
それが、ひと言で確実に笑わせる言葉を放つのです。不意打ちで吹き出しそうになりましたし、隣に座る同世代の女性2人組は実際に吹いてました。
4月の公開ですが、まだまだ映画の勢いは止まりません。全国公開中ですので、長くコナン離れしていた方は、ぜひ変化を感じてみてください。
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