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「ASUS」何て読むの? 社名変更を機に統一、昔は「好きに呼んでね」
「ASUS」をどう読むのが正しいのか? ツイッター上で話題になっています。
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「ASUS」をどう読むのが正しいのか? ツイッター上で話題になっています。
【ネットの話題、ファクトチェック】
スマホやノートパソコン、マザーボードなどのメーカーとして知られる「ASUS」。この会社名をどう読むのが正しいのかが、ツイッター上で話題になっています。アスース、エイサス、アサスなど諸説ありますが、今から5年前に社名変更をしたのを機に統一しています。社名の由来も含めて広報担当者に聞きました。
人気スマホ「ZenFone」シリーズなどで知られるASUS。日本法人の名称は「ASUS JAPAN」で読み方は「エイスース・ジャパン」です。
つまり、正しい読み方は「エイスース」です。
今月22日、読み方をめぐるASUS JAPANの公式アカウントのツイートが話題になりました。
ASUSの呼名は2012年にASUSと統一されるまで、ASUSやASUS、またはASUSなどと色々な名前で親しまれ、最終的にASUSとなったが、今でもASUSを始め、ASUSやASUSなどとASUSの呼名に関しては議論がなされる毎日である。#ASUS #もはや早口言葉
— ASUS JAPAN (@ASUSJapan) 2017年5月22日
あえて種明かししていないツイートに対して、ニフティの「NifMo」公式アカウントが、こんな解説を投稿しました。
訳すと、「ASUSの呼名は2012年にエイスースと統一されるまで、アスースやエイサス、またはアサスなどと色々な名前で親しまれ、最終的にエイスースとなったが、今でもアスースを始め、エイサスやアサスなどとASUSの呼名に関しては議論がなされる毎日である。」 かな。 https://t.co/92oU3IOOSQ
— NifMo@ニフティ公式アカウント (@NifMo_Official) 2017年5月22日
この解説は正しいのか? ASUS JAPANの広報担当者に聞くと、こんな回答でした。
「はい、おおむねあっています。ただし、読み手の思いや、弊社のことや製品を知った時期などによって、社名への呼び方や思い出は異なることもあるかもしれません。なので、正解は一つではありませんが、弊社からのご案内として正しくはエイスースで間違いありません」
そして、こう付け加えます。「実は、発音をエイスースに統一したのは2012年10月からなんです」
それまで日本法人の名称は「アスース・ジャパン株式会社」でしたが、「ASUS JAPAN株式会社」に社名変更。これを機に読み方をエイスースに統一するよう呼びかけたそうです。
社名変更の理由は「グローバルでの発音の統一とA+の企業を目指すという思いから」とのこと。「エイ」とすることで、A+の「A」がイメージしやすくなるよう意識したそうです。
なぜ、それまで呼び方が複数あったのか? この点については、こう説明します。
「台湾では『華碩』という漢字のブランドを使用し、海外では『ASUS』ブランドを使っていました。発音については統一していなかった時期があり、日本のユーザーに『好きなように呼んでいただいて問題ない』と公式にアナウンスしたため、呼び名がばらばらになったのではないかと思われます」
ツイッターで話題になったことについては「話題にしていただけるのはとてもうれしいのですが、そろそろ日本の皆様にもエイスースで覚え、統一していただければ幸いです」と話します。
ASUS JAPANによると、名前の由来はギリシャ神話の空飛ぶ白馬「ペガサス(Pegasus)」。最後の四文字をとってASUSとしたそうです。
「すべての製品に高い品質と独創性を吹き込むことにより、機知に富むペガサスが象徴する強さ、創造性、純粋さを具体的に実現する」という意味が込められているといいます。
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