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「この世界の片隅に」女子アナ・戦艦大和… 片渕監督が貫いたリアル
想定を超える拡散、世代を超えた会話が生まれています。
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想定を超える拡散、世代を超えた会話が生まれています。
11月12日公開のアニメ映画「この世界の片隅に」がヒットしています。30日夜に東京のテアトル新宿であった片渕須直監督と映画評論家の町山智浩さんのトークショーは、30分間で話題が尽きず、バーに移動してマニアックな話に。その場に記者たちも加わり、即席のインタビューとなりました。広島に原爆が落とされた日のラジオ放送が女性アナウンサーだった理由や精密な描写だった戦艦大和へのこだわりなど、片渕監督が熱く語りました。
――町山さんは自身のラジオ番組で「この世界の片隅に」を「町山大賞」に推されました。映画の魅力とは。
町山さん
町山さん
片渕監督
片渕監督
――ディテールにとてもこだわっています。劇中で戦艦大和が登場しますが、精密な描写でした。
片渕監督
――空襲のシーンでは、米軍機を迎え撃つ高射砲※の煙の色がカラフルでした。あれも史実通りなのでしょうか。
片渕監督
片渕監督
※高射砲…地上から飛行機を攻撃する大砲。陸軍では高射砲、海軍では高角砲といった。
――呉の人に取材をしてそういう話が出てきたのでしょうか。
片渕監督
町山さん
片渕監督
町山さん
片渕監督
片渕監督
――映画の中で一瞬だけ、主人公たちと町中ですれ違った女学生の隊列がいました。歌いながら行進するシーンでした。
片渕監督
片渕監督
――話を聞かなければ分からないけど、実は裏に隠れているこうした情報の量はすごく多いということですね。
片渕監督
片渕監督
町山さん
片渕監督
――この映画はクラウドファンディングによって支えられた映画でした。映画を見た後、エンドロールで出資した人の名前が流れますが、鑑賞した私も「何でこんないい映画に出資しなかったんだろう。お金を出せばよかった」と後悔しました。
町山さん
片渕監督
片渕監督
町山さん
――テレビ広告などマスメディアの露出が比較的少ない中、口コミで観客が増えています。
片渕監督
――当初はここまで広がると想定していましたか。
片渕監督
町山さん
片渕監督
――それはアニメ表現ならではの効果なのでしょうか。
片渕監督
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