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東京五輪ボランティアはブラック? 募集条件「案」にツイッター反応

その内容とは。

2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレムをあしらった公式オリジナル商品
2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレムをあしらった公式オリジナル商品 出典: 朝日新聞

目次

 4年後の東京五輪・パラリンピックを支えるのに欠かせないのが、大会ボランティアの存在です。そのボランティアに求める要件の素案が4日、明らかになりました。その内容にツイッターでは「ブラックすぎ」「絶対にやりたくない」……。「東京五輪ボランティア」がトレンド入りする事態になりました。どんな内容なのでしょうか。

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ツイッターで「東京五輪ボランティア」がトレンド入り
ツイッターで「東京五輪ボランティア」がトレンド入り

組織委「望まれる要件として例示」

 大会組織委員会のホームページによると、募集する大会ボランティアは約8万人。競技会場や選手村などで観客サポートやメディアサポートなどをします。大会組織委によると、4日に開かれたメディア委員会で「望まれる要件」として、次のような募集要件が例として出されたそうです。

1:「コミュニケーション能力がある」

2:「外国語が話せる」

3:「1日8時間、10日間以上できる」

4:「採用面接や3段階の研修を受けられる」

5:「20年4月1日時点で18歳以上」

6:「競技の知識があるか、観戦経験がある」

7:「ボランティアの経験がある」

ロンドン五輪の閉会式ではボランティアへの感謝を込めて花束贈呈があった
ロンドン五輪の閉会式ではボランティアへの感謝を込めて花束贈呈があった 出典: 朝日新聞

ツイッターでは賛否

 語学力に加え、拘束される時間などについて、ツイッター上では「条件ハイスペックすぎる」「ハードル高い」。さらに、宿泊や交通費は自己負担とされており、「ブラックバイトよりも待遇が悪い」「普通に雇ったら」などと意見が上がっています。

 一方、「東京五輪ボランティア、仕事を考えると要求として高すぎるとは思えない」「ロンドン、リオとだいたい同じ」などのツイートもありました。

北京五輪開会式当日を迎えた8日朝、会場の国家体育場「鳥の巣」前ではボランティアが記念撮影をしていた=2008年8月
北京五輪開会式当日を迎えた8日朝、会場の国家体育場「鳥の巣」前ではボランティアが記念撮影をしていた=2008年8月 出典: 朝日新聞

今後2年かけて議論

 組織委によると、今回の素案はロンドン・リオ五輪などの大会を参考に組織委が作成。「あくまでひな型、たたき台であって、これで確定するわけではない」としています。

 4日の委員会出席者からも、「働いている人たちにとっては参加が難しい」「証明書の発行やインセンティブになる制度を」などといった意見があり、今後検討していくということです。

 大会ボランティアの募集は2018年夏ごろから始まる予定です。組織委の担当者は「皆さんに参加していただけるような要件を、これから2年かけて決めていきたい」と話しています。

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