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あっ、クマが泳いでる! 群馬のダム湖面、巡視中の職員が偶然激写
ダム湖をクマが泳いでる写真が話題になっています。
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ダム湖をクマが泳いでる写真が話題になっています。
ダム湖をクマが泳いでる写真が話題になっています。撮影したのは独立行政法人・水資源機構の職員。定期パトロール中だった昨日昼ごろ偶然遭遇し、3mほどの距離からコンパクトデジカメで撮影しました。その時の様子などを詳しく聞きました。
泳いでいるクマが撮影されたのは、群馬県みなかみ町にある矢木沢ダム。利根川本川の最上流部にある堤頂高131mのアーチ式コンクリートダムです。
撮影したのは沼田総合管理所矢木沢ダム管理所の職員・奈良保則さん。8日午前11時ごろ、同僚と2人でボートに乗り、不法投棄などの定期パトロールをしていたとき、50mほど先に流木のようなものが見えました。
「流木にしては動きが速いな」。そう思いながら近づいてみると20mほど近づいたところで、クマだと気づきました。「ハアハア」という荒い息づかいが聞こえ、必死に対岸に向かって泳いでいました。
泳ぎに必死だったので、刺激しないように近づき、持っていたコンパクトデジカメで何枚か撮影。その後、クマは無事に300mほどを泳ぎきって対岸にたどり着いたそうです。
この画像を、今月開設したばかりの沼田総合管理所のツイッターアカウントでつぶやくと「よく写真撮れましたね」「怖い」「いるんですね」などと話題になっています。
奈良さんによると、ダム湖の水辺ではクマやシカが生息していることが確認されていて、年に数回ほど泳いでいるところを見かけるそうです。
「ダムができたことで、本来はなかった場所に湖ができました。それでも順応して強く生きているんだなと感心しました」と奈良さん。
国土交通省は7日、神奈川県を除く関東の6都県に水を供給する利根川上流の八つのダムの貯水率が49%に落ち込み、全8ダムが稼働し始めた1992年以降で最低を記録したと発表しました。
奈良さんは「今回のクマとは関係ありませんが、矢木沢ダムは貴重な水がめです。節水にご協力ください」と話しています。
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