お金と仕事
墓石のことは採石場で学べ! 仏壇・仏具販売会社の苛烈な研修とは?
お墓を扱う仕事を極めるには、お墓が生まれる現場で学べ――。墓石販売会社の社員研修が気合が入っています。社員自ら国内の産地で墓石の製造過程に触れることで、輸入石材に押されて生産が低迷する国産石材の価値を再認識する試みです。
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お墓を扱う仕事を極めるには、お墓が生まれる現場で学べ――。墓石販売会社の社員研修が気合が入っています。社員自ら国内の産地で墓石の製造過程に触れることで、輸入石材に押されて生産が低迷する国産石材の価値を再認識する試みです。
お墓を扱う仕事を極めるには、お墓が生まれる現場で学べ――。墓石販売会社の社員研修が気合が入っています。社員自ら国内の産地で墓石の製造過程に触れることで、輸入石材に押されて生産が低迷する国産石材の価値を再認識する試みです。
研修は今年9月に1泊2日で実施。入社3―4年目の20歳代の若手社員に役員もまじった計61人が、茨城・福島両県の石材産地の丁場(採石場)と加工工場で作業の見学や体験をしました。
採石場では、黒色火薬で岩石を爆破する様子を間近で見学。切り出しに使用するジェットバーナーの騒音や石割り作業を体験します。
工場では、切削・研磨・文字彫刻などの各工程を体験。石材がいかに硬くて削りにくく、きれいに磨くのが難しいかを身をもって学んだそうです。
このユニークな研修を実施しているのは、約20年前に墓石事業に参入した、仏壇・仏具の「はせがわ」(福岡市)。
国内の墓石事業は、人口減と核家族化による葬儀・埋葬の減少や簡略化で、競争が激しい市場となっています。
墓石事業では後発組となるはせがわは、他社との差別化を狙い、2013年から国産墓石の販売を強化。高い品質や信頼性をPRしています。
そこで、実際に国産墓石の生産にどれだけ人の手がかかり、技術が優れているかを社員自身が理解するべく、現地での研修も3年前から始めたそうです。
同社の担当者によると、研修によって「付加価値をお客様に説明しながら、積極的にオススメできるようになる社員」が増えているとのこと。今後も全社員を対象に続けたい、としています。
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