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岐阜・美濃加茂市の巨乳ポスターに抗議相次ぐ 「のうりん」とコラボ

る岐阜県美濃加茂市の市観光協会がアニメとコラボしたポスターに批判の声が相次いでいます。

岐阜県美濃加茂市の市観光協会の公式ツイッター。ポスターの画像を投稿したところ批判が相次いだ
岐阜県美濃加茂市の市観光協会の公式ツイッター。ポスターの画像を投稿したところ批判が相次いだ

目次

 アニメ「のうりん」とコラボしたスタンプラリーを実施している岐阜県美濃加茂市の市観光協会。公式ツイッターで同アニメの巨乳キャラクターを使ってイベント告知をしたところ、「女性の目から見て不愉快だ」「セクハラだ」などとの批判が相次ぎました。岐阜県内では以前から献血キャンペーンなどで使用されていたキャラだっただけに、観光協会側は困惑しています。

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ツイッターで批判相次ぐ

 「のうりん」は岐阜県美濃加茂市の農業高校をモデルにしたライトノベル。昨年にはテレビアニメも放映され、農業高校を舞台にした異色のラブコメディーとして好評です。市観光協会は昨年「のうりん」とコラボし、市内の飲食店などを巡ってスタンプを集めると景品がもらえるスタンプラリーを3回実施しました。今年も11月7日~来年1月31日までの期間で開催しています。

 協会はこうしたスタンプラリーの告知のために、「巨乳の持ち主でツンデレ」という設定のキャラクター、良田胡蝶をあしらったポスターの画像を今月上旬にツイッターに投稿。すると下旬になって批判的なコメントが相次ぎ、リツイート数は1千件を超えました。





 当の市観光協会は困惑した様子です。「制作会社からデータで頂いたものを、昨年から順に使わせてもらっています。のうりんの舞台だということで、国内外から美濃加茂に訪れる方がたくさんいて、その一つの観光誘致の切り口としてやっています。これを全面に押し出しているというわけでもないんです」と担当者。

 ネット上では「これでは子ども連れや家族で参加できない」などの声も上がりましたが「実際にスタンプラリーに来られるのはのうりんのファンの方々になるので、一般の方が来るという前提ではないんです」と話しています。

赤十字血液センターでも使用「女性職員らと検討重ねた」

 観光協会がこの画像を使ったのは今回が初めて。ただ、同じ画像は昨年に岐阜県赤十字血液センターが、献血キャンペーンで希望者に配布したしおりに使用していました。センターの担当者は「このキャラクターを使うにあたっては事前に女性職員に見てもらい、内部で慎重に検討を重ねた上で使用を決めました。結果的には多くの若い人が献血に協力してもらうことができました」と話しています。

 三重県志摩市では市が公認した海女の「萌えキャラ」に抗議が相次ぎ、公認を撤回する事態となりました。ツイッター上ではこのケースと結びつけて抗議する意見も出ていますが、観光協会の担当者は「今回は既存のアニメを使用したもの。観光協会としてキャラクターを作ったり、強調したりしたわけではないので、同じように捉えられると困惑します」としています。

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