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なんたる偶然! ハロウィーン仕様のカニ 水族館が近くの海岸で採取
茨城県にある水族館では「ハロウィーン仕様のカニ」が展示中です
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茨城県にある水族館では「ハロウィーン仕様のカニ」が展示中です
もうすぐハロウィーン。31日に向けて世間も盛り上がりつつありますが、茨城県にある水族館では「ハロウィーン仕様のカニ」が展示中です。偶然近くの海岸で採取されたそうで、その甲羅は「ジャック・オー・ランタン」(お化けカボチャ)にも見えるし、コウモリにも見えます。見つかったときの様子などを担当者に聞きました。
話題のカニが展示されているのは「アクアワールド茨城県大洗水族館」(茨城県大洗町)。ヒライソガニと呼ばれるカニで、本州から沖縄にかけて広く生息している種類です。ヒライソガニの甲羅は黒っぽかったり、白っぽかったり、個体によって異なっているといいます。
「ハロウィーン仕様」のカニの甲羅は2.5センチほど。一見するとジャック・オー・ランタンに見えますが、よく見るとカボチャの口のあたりはコウモリのようにも見えます。まさにハロウィーンにぴったりな模様です。
普及課の中庭一俊さんによると先月下旬、水族館での展示と調査を兼ねて、近くの大洗海岸でカニやヒトデを採取。その際、15匹ほど捕まえたカニのうちの一匹がハロウィーン仕様だったそうです。
展示しようと準備していて気づき、急きょ一匹だけケースに入れて特別扱いすることに。それというのも、他のカニと一緒に展示すると岩陰に隠れてなかなか見ることができなくなってしまう恐れがあるためです。
タイミング良く、大洗水族館では巨大お化けカボチャの水槽などを使ったイベント「ハロウィンワールド2015」を31日まで開催中です。イベント終了後も、このヒライソガニは当面展示する予定です。
中庭さんは「カニの年齢など詳しいことはわかりませんが、脱皮する可能性もあります。脱皮しても大きく模様が変わることはないと思いますが、せっかくですのでハロウィーンの時期に合わせて水族館へお越し下さい」と話します。
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