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クラウンのキラキラネーム色が話題 紅・仄・胡桃…元祖はあの高級車

日本のフォーマルセダンの代表格であるトヨタ・クラウン。10月のマイナーチェンジで登場した、豊富なカラーバリエーションが話題になりました。まるで「キラキラネーム」な日本語のネーミング。その元祖は、ニュース映像などで誰もが一度は見たことがある、あのVIP御用達カーでした。

「紅」カラーのクラウンアスリート(上)と「神威」カラーのセンチュリー(下)
「紅」カラーのクラウンアスリート(上)と「神威」カラーのセンチュリー(下) 出典: トヨタ自動車

 日本のフォーマルセダンの代表格であるトヨタ・クラウン。10月のマイナーチェンジで登場した、豊富なカラーバリエーションが話題になりました。まるで「キラキラネーム」な日本語のネーミング。紅・天空・仄・胡桃……。その元祖は、ニュース映像などで誰もが一度は見たことがある、あのVIP御用達カーでした。

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クラウンアスリートに異色のオプションカラー

 国産セダンの代名詞であるクラウン。10月のマイナーチェンジで、シャープな顔つきになったフロントグリルや欧州車のトレンドである低燃費ターボの搭載が話題になりました。
 なかでも話題になったのが、スポーティーな内外装とハンドリングの味付けが特徴の「アスリート」シリーズに用意された新色です。
 オプションで用意された12色「ジャパンカラーセレクションパッケージ」は、「四つの世界観からなる時間(とき)の移り変わりを表す日本の色」とうたい、「紅」「紺碧」「天空」「仄」「胡桃」「黒曜」などの日本語の色名が付いています。

マイナーチェンジしたクラウンアスリート=2015年10月1日
マイナーチェンジしたクラウンアスリート=2015年10月1日 出典: 朝日新聞

「凄いネーミング」「訴求層どこだよ」

 この色名について、ネット上では「和風キラキラネームのボディーカラー登場」「凄いネーミング」「訴求層どこだよ」などと話題になっています。
 実際の注文状況をトヨタ自動車広報部に聞くと、「まだ全国の販売店からの情報を集約できていないので分からない」とのことでした。





「日本の美意識に磨かれた」元祖キラキラネームカラー

 この「キラキラネーム」カラー、実はトヨタにとって初めてではありません。
 皇室や政治家、財界トップが愛用する同社の最高級車「センチュリー」。現行モデルで日本語の色名を採用しています。
 センチュリーが用意するのは、「鸞鳳(らんぽう)」「精華(せいか)」「神威(かむい)」「摩周(ましゅう)」「瑞雲(ずいうん)」の計5色。WEBカタログでは、「日本の美意識に磨かれた、線と面との美しい融合」とうたっています。

公用車として重宝されるセンチュリー。皇太子さまと雅子さまを乗せて皇居に入る=2001年4月16日
公用車として重宝されるセンチュリー。皇太子さまと雅子さまを乗せて皇居に入る=2001年4月16日 出典: 朝日新聞

一番人気は「神威」

 この5色のなかで最も売れているのはどの色でしょう。
 同社広報部によると、予想通りエターナルブラックの「神威」が一番人気とのこと。いわゆる「黒塗り高級車」の黒です。
 あの黒を「神威」と呼ぶと通に見られそうです。

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