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閉店悲報、神保町・書泉ブックマート「サブカル史」アイドル・BL…
東京・神保町にある書店「書泉ブックマート」が9月末で閉店することが分かりました。コミックやラノベの品揃えが充実していて、アイドルのサイン会の舞台ともなってきた同店。ネットでは惜しむ声が広がっています。
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東京・神保町にある書店「書泉ブックマート」が9月末で閉店することが分かりました。コミックやラノベの品揃えが充実していて、アイドルのサイン会の舞台ともなってきた同店。ネットでは惜しむ声が広がっています。
閉店が決まった、東京・神保町の書店「書泉ブックマート」。コミックやラノベ、サブカル雑誌などの充実した品揃えで知られ、一時期はアイドルのサイン会がひんぱんに開催されたことから「アイドルの聖地」との異名もとった同店。ネット上では悲しむ声が広がっています。「本の街」神保町で、異色の存在感を誇った本屋の歴史を振り返ります。
書泉ブックマートは1967年7月にオープン。近接する本店「書泉グランデ」の系列店でしたが、そのブックマートの歩みはグランデとの差別化を図ってきた歴史でもありました。当初からプロレスやアイドルなどのサブカル系の品揃えが手厚く、コアなファンをの心をつかんできました。
運営会社によると、「アイドルの聖地」と言われるようになったのは00年代から。本店にはない試みとしてアイドルや女優のサイン会などを積極的に開催するようになりました。しかし、12年以降はアイドルのイベントの舞台は本店に移ります。今度はコミックやラノベに特化した専門書店を目指すようになりました。
やがて本店に男性向けのコミックコーナーができると、さらに差別化を図ることになります。
それが14年10月の「女子向けリニューアルオープン」でした。「『少女コミック』、『ボーイズラブ作品』『ティーンズラブ作品』などに特化した充実の品揃えで、アニメ・コミック好きの女子に夢のような空間をお届けします」と当時のリリース資料にはあります。
地上4階の書泉ブックマート(地下1階は別店舗)。店舗案内を見ると確かに女性向けのサブカルゾーンが4階までぎっしりです。品揃えの充実ぶりはもちろん、ほかにも女子を魅了させるポイントが随所に。各階をつなぐ階段には、マンガ家やイラストレーターの「複製原画」が陳列されています。休憩スペースも用意されていて、気配りも感じます。「女子の皆様を全力でサポート」(リニューアル時の同店コメント)という意気込みが伝わってきます。
ツイッターやフェイスブックでは閉店について「寂しすぎる」「ありがとうございました」などの書き込みが相次ぎました。
神保町の書泉ブックマート閉店か…………高校のときは放課後本を買うといえば書泉だったなー コミケカタログの毎回買ってて隣のスペースどなただろーみたいなドキドキを感じてたな さみしいです
— マミ (@mamitaso_o) 2015, 9月 1
書泉ブックマート閉店のお知らせ - 書泉/東京・秋葉原 https://t.co/qCL3me3F5U
床をのたうち回るレベル。わいのオアシスが…
— panda221 (@panda_221) 2015, 9月 1
書泉ブックマートは中学生の時に初めて友人に連れて行ってもらって、その漫画の多さに驚愕した覚えがある。勿論、当時はオタクという言葉もなく、友人が面白い趣味をもっているなと。あとプロレス関連の書籍も多く、お世話になりました。なんか感慨深いな。
— 湯めぐりクマの助 (@takky40) 2015, 9月 1
漫画家も思い出を振り返っています。
書泉ブックマートさん…即席サイン会もやらせていただいたりしました。
— 板倉 梓 (@wattstower) 2015, 9月 1
書泉ブックマート運営会社の担当者は「今後は書泉グランデに店舗を集約し、合理化を図る。9月中に閉店フェアを実施するが、詳しい内容は一切決まっていない」と話しています。
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