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黒ひげ危機一発、飛ばしたら勝ちか負けか? タカラトミーの最終解答
黒ひげ危機一発は、飛び出させたら勝ちなのか負けなのか?今年で40周年を迎えるロングセラー商品の公式ルール、実は二転三転していました。
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黒ひげ危機一発は、飛び出させたら勝ちなのか負けなのか?今年で40周年を迎えるロングセラー商品の公式ルール、実は二転三転していました。
ゲーム玩具「黒ひげ危機一発」は、飛び出させたら勝ちなのか負けなのか?いざゲーム開始となって、ルールを巡って揉めた覚えがある人もいるかもしれません。今年で40周年を迎えるロングセラー商品の公式ルール、実は二転三転していました。
製造・販売元のタカラトミーによると、1975年の発売時には「縄でしばられ樽に閉じ込められた海賊の親分を、剣で縄を切って救出する」という設定でした。
そのため、黒ひげを「飛び出させた人が勝ち」というルールでした。
しかし、発売から4年後の79年には「飛び出したら勝ちまたは負け(遊ぶ前にどちらにするか決めてから遊んでください)」と、ルール自体を遊ぶ人に任せる形に変更されました。
そして95年、とうとう「飛び出させたら負け」と正式にルール変更が行われました。
これら二転三転したルールの背景には、76年から88年までフジテレビ系列で放送された人気番組「クイズ・ドレミファドン!」の影響があったそうです。
番組内容は、視聴者や芸能人がイントロを聞いて曲名を当てるクイズが中心でした。
そのゲーム性を高めるため、飛び出した剣を刺した解答者の得点がゼロになったり、飛び出る黒ひげを受け止められないと豪華賞品を逃したりするなど、タカラトミーの設定と逆のルールで使われたそうです。また、黒ひげが飛び出す時に刺した本人がビックリする様子が「負け」を連想させました。
これらの影響から、家庭で遊ぶ際にも「飛び出させたら負け」というルールが定着していったようです。