閉

閉

これフカボリしてほしい

リクエストする

閉

2015年05月28日

名古屋の“ゴミ屋敷”がすごいことに 家主男性「電子手帳探してる」

  • 70839

歩道にまであふれたゴミ。地元では「ごみゴミ」としてすっかり有名に

歩道にまであふれたゴミ。地元では「ごみゴミ」としてすっかり有名に

出典: 朝日新聞



インタビューに応じる「ゴミ屋敷」の家主=名古屋市内

出典:朝日新聞

 名古屋で話題の「ゴミ屋敷」。今月初めに地元のテレビで放送され、全国向けのワイドショーでも連日取り上げられました。その結果、すっかり「名所」になってしまい、やじ馬が絶えない事態に。渦中の家主の男性は“サービス精神”が旺盛なようで、訪れた人と記念撮影したり、雑談をしたり。なぜゴミを片付けないのか、現場に通って本人に取材しました。

空き缶や段ボールなどのゴミが歩道まであふれた男性の住宅。玄関はふさがり、2階のベランダにもゴミが見える(画像の一部を加工しています)=12日、名古屋市中区、三上元撮影

空き缶や段ボールなどのゴミが歩道まであふれた男性の住宅。玄関はふさがり、2階のベランダにもゴミが見える(画像の一部を加工しています)=12日、名古屋市中区、三上元撮影

 騒動の勃発から約3週間。12日から「現場」に通い続けている記者がメモを読み返してみると……。

 14日 テレビ局の取材に終日、対応
 18日 久しぶりに訪れた友人と再会
 23日 見物に訪れた愛知県内の子連れ女性らと談笑

 26日になるとさすがに見物客も少なくなってきたが、それでも足を運ぶと誰かがいる。そして、そこには必ずその家主の男性がいる。

 家主は取材に対して雄弁だ。質問をすれば、「ゴミではない。金属は売ればお金になる」「片付けるつもりではいる。捨てられない物もあるので片付けは自分でやりたい」「自分は捨てられない性格」などと答える。

空き缶や段ボールなどのゴミが歩道にまであふれた男性(左側)の住宅。玄関はふさがり、2階のベランダにもごみが見える=名古屋市中区、三上元撮影

空き缶や段ボールなどのゴミが歩道にまであふれた男性(左側)の住宅。玄関はふさがり、2階のベランダにもごみが見える=名古屋市中区、三上元撮影

 公道である歩道にあふれたゴミを、家主が撤去すれば騒動は一段落する。だがいまだ解決されず、ゴミは住宅とその周囲に山を築いている。

 ゴミの撤去を呼びかけている名古屋市の担当者は「マスコミが騒いでいるうちは、次の一手も打ちづらい」と話す。

 記者が「次の一手とは(行政が強制的に介入してゴミを処分する)強制執行か?」と問うと、「強制執行も含めての次の一手。ただ、強制執行は相手との信頼関係を崩してしまうし、片付けても再びごみを持ってこられたらどうしようもない」と答える。

 今月半ばに台風が近づいた時、市はゴミが吹き飛ばされるのをおそれて、ゴミを一時的に預かっている。それについては「ゴミも相手の財産なので、預かっていることは法的にはグレーゾーン。あまり大きく報道しないでほしい・・・」とこぼす。

空き缶や段ボールなどのゴミが歩道にまであふれた男性(左)の住宅。玄関はふさがって入れない(画像は一部を加工しています)=名古屋市中区、三上元撮影

空き缶や段ボールなどのゴミが歩道にまであふれた男性(左)の住宅。玄関はふさがって入れない(画像は一部を加工しています)=名古屋市中区、三上元撮影

 住宅前の道路の反対側には新たにゴミが増えつつある。「整理するための仮置きとして市が黙認している」と家主は話すが、市は「黙認していない。一日たってなくなっているようなら話は別だが、何日も放置されている」としている。

 連日の騒動ではテレビ局のリポーターが男性に呼びかけて、一緒に片付けを始めそうになる場面も見られた。

テレビ局の取材を受ける男性(左)。空き缶や段ボールなどのゴミが歩道にまであふれ、住宅の玄関はふさがっている(画像の一部を加工しています)=名古屋市中区、三上元撮影

テレビ局の取材を受ける男性(左)。空き缶や段ボールなどのゴミが歩道にまであふれ、住宅の玄関はふさがっている(画像の一部を加工しています)=名古屋市中区、三上元撮影

 家主には市側から、道路に物を置いていることの説明を求める「弁明通知書」が渡された。家主にどう対応するのか問うと、「もちろん片付ける。ただ、いまは『捜し物』が見つからない」。捜し物とは、電子手帳などだと言うのだが・・・。

 弁明の期限は今月29日。市の担当者は「不利益処分を与える時には弁明の機会を与えなければいけないと法律で決まっている。次は撤去命令を出し、それでも撤去しない場合、いくつかの段階は踏むが(強制的に)代執行することになる」と話す。

(朝日新聞名古屋報道センター 三上元)

ゴミであふれた男性の住宅(右)。道路を挟んで病院がある=13日、名古屋市中区、三上元撮影

ゴミであふれた男性の住宅(右)。道路を挟んで病院がある=13日、名古屋市中区、三上元撮影


あわせて読みたい

就活生のヒール、ぶっちゃけ気になる?企業に聞いたら、同じ答えが…
就活生のヒール、ぶっちゃけ気になる?企業に聞いたら、同じ答えが…
「のん」のやりたいことをやりきったあーちすと魂炸裂の一冊
「のん」のやりたいことをやりきったあーちすと魂炸裂の一冊
PR
罫線が円周率のノート…没ネタに商品化望む声...
罫線が円周率のノート…没ネタに商品化望む声...
精神疾患の私が考えてみた、「無理しないで」っていう便利な言葉
精神疾患の私が考えてみた、「無理しないで」っていう便利な言葉
「なくなるョ!全員集合」 スペースワールド、閉園なのにポジティブ
「なくなるョ!全員集合」 スペースワールド、閉園なのにポジティブ
「障害者を理解する」より「困ってる人に声...
「障害者を理解する」より「困ってる人に声...
待機児童問題、今度は「保留児童」が話題 集計トリックに批判相次ぐ
待機児童問題、今度は「保留児童」が話題 集計トリックに批判相次ぐ
褒められても素直に喜べない… 「心に言葉の...
褒められても素直に喜べない… 「心に言葉の...
ひな人形の片付けが遅いと結婚できないって本当ですか?
ひな人形の片付けが遅いと結婚できないって本当ですか?
Q&A
真相・妻や娘が枕のニオイを指摘する本当の理由は加齢臭ではなかった
真相・妻や娘が枕のニオイを指摘する本当の理由は加齢臭ではなかった
PR
「痛い」「疲れる」 それでも就活はヒールだらけ、女子大生の本音は
「痛い」「疲れる」 それでも就活はヒールだらけ、女子大生の本音は
本田真凜、魔性の「てへぺろ感」 天真らんまん、必殺の関西弁
本田真凜、魔性の「てへぺろ感」 天真らんまん、必殺の関西弁

人気

もっと見る