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メイド歯科、新宿で発見!その実態は 院長「いたって普通の…」
歯医者さんのイメージを一新する歯科医院が新宿にあります。コンセプトは「メイド歯科」。ナース服にメイド風のエプロンで「接客」してくれます。
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歯医者さんのイメージを一新する歯科医院が新宿にあります。コンセプトは「メイド歯科」。ナース服にメイド風のエプロンで「接客」してくれます。
痛い、怖い、行きたくない……。
そんな歯医者さんのイメージを一新する歯科医院が東京・新宿にあります。コンセプトは「メイド歯科」。女性スタッフの歯科衛生士・歯科助手が、ナース服の上にメイド風のエプロンをまとって「接客」してくれます。
メイド喫茶からアイデアを得た福元康恵院長が、「行ってみたくなる医院、また行きたくなる医院」を目指して開業しました。
そのメイド歯科は新宿御苑のほど近く、オフィス街にあります。
雑居ビルの入り口にある「新宿ちどり歯科」の看板が目印です。狭いエレベーターに乗り3階に上がり、扉が開くとツーンと鼻につく歯医者さん独特の臭い。内装は明るく、受付にはガンダムのプラモデルが並んでいます。
棚にはカルテなどの書類に交じり、戦隊ヒーローのキャラと思われるフィギュアもちらほら。いずれも福元院長の作品です。
一方で、院内に入った際に期待していた「お帰りなさい。ご主人様」の言葉はありませんでした。
「中身はいたって普通の歯医者です」と福元院長。
通常の歯科医院との違いは、女性スタッフがメイドエプロンを一枚羽織っていること。そして、神経を抜いた歯の根本を治療したり、洗浄したりして歯の寿命を延ばす「根管治療」という高度な歯科医療を保険を適用して受けることができることです。
ちどり歯科は、東京医科歯科大で根管治療を専門に臨床や研究をしていた福元先生が、2011年に開業しました。
ちょうど秋葉原にメイド喫茶ができはじめ、社会的な話題になった時期。「せっかくならかわいいコスチュームの女の子に囲まれていた方が楽しいだろう」と発案。求人誌に「メイドのようなかわいい制服が着られます☆ とはいっても強制ではありません(笑)」と出したところ、思った以上に募集があったそうです。
開業当初は「どこまでやってもらえますか」と、勘違いした電話の問い合わせもあったそうですが、現在は地域の歯科医院として定着。メイド目当てに来る患者はほとんどいないそうで、根管治療を求めて訪れる患者も増えています。
スタッフさんはメイドエプロンを着ることに抵抗はないのでしょうか?
衛生士のひとりは「かわいいし気に入っています」と即答。たまに治療中「怖いから手を握ってて」と患者から頼まれますが、やんわり断っていると話していました。
東京都新宿区・新宿御苑から徒歩3分の歯科医院