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広島・前田健太 最悪の偏食を変えたレシピ本 野菜ダメ・肉大好き…

偏食だった広島の前田健太投手を変えたレシピ本があります。妻、成嶋早穂さんが書いた「前田家の食卓。」です。エースの力の源は支えるのは、素朴な家庭料理でした。

大の偏食だった広島の前田投手
大の偏食だった広島の前田投手 出典: 朝日新聞

目次

 大の偏食だった広島のエース、前田健太投手を変えたレシピ本があります。妻、成嶋早穂さんが書いた「前田家の食卓。」です。黒田博樹投手の復帰で、優勝の期待がかかる広島カープ。エースの力の源は支えるのは、素朴な家庭料理でした。

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「前田家の食卓。」を出版した、成嶋早穂さん=広島市安佐南区
「前田家の食卓。」を出版した、成嶋早穂さん=広島市安佐南区

「肉なら何でもガンガン」

 前田投手は、元々、野菜が苦手・生モノダメ・肉大好きという典型的な偏食でした。結婚前の2011年1月には、こう答えていました。

 「独り暮らしなので、ふだんはほとんど外食。実は、食べ物の好き嫌いが激しいんです。刺し身などの生モノがダメ。野菜も苦手です。でも、体が資本だから意識して食べるようにしていますが。好物は肉ですね。肉なら何でもガンガンいけます」

偏食が激しかったころの前田健太投手=2010年11月4日
偏食が激しかったころの前田健太投手=2010年11月4日
僕は大阪出身。PL学園高校から、ドラフトで1位指名していただいた広島カープに入団しました。広島に暮らして4年になります。チームは「市民球団」らしく、ファンと一体感があるところが、すごくいいですね。
 独り暮らしなので、ふだんはほとんど外食。実は、食べ物の好き嫌いが激しいんです。刺し身などの生モノがダメ。野菜も苦手です。でも、体が資本だから意識して食べるようにしていますが。好物は肉ですね。肉なら何でもガンガンいけます。
2011年1月11日:(ニッポン宝さがし)広島 進化する広島お好み焼き 鉄板19ミリ、科学も太鼓判:朝日新聞紙面から

「食に興味がなかったみたい」

 2012年1月、タレントでフリーアナウンサーの成嶋早穂さんと結婚。結婚当初の前田投手について、成嶋さんは「おなかがいっぱいになればいいという感じ。食に興味がなかったみたいです」と振り返っています。

広島キャンプを訪れた前田健太の妻でタレントの成嶋早穂(撮影・築山幸雄)=日刊スポーツ
広島キャンプを訪れた前田健太の妻でタレントの成嶋早穂(撮影・築山幸雄)=日刊スポーツ 出典:【広島】マエケン妻が「お忍び」職場訪問 - プロ野球ニュース : nikkansports.com

目的別に料理を出し分け

 成嶋さんは、体が資本のアスリートのためのレシピに知恵を絞ります。登板前は、すぐにエネルギーに代わるように、ビタミンB1を多く含む豚肉や枝豆と、刻みネギやニンニクに多いアリシンの組み合わせ。ケガをしているときには、疲労回復の効果があるというイミダペプチドを多く含む鶏ムネ肉を使うなど、目的別に料理を考えています。

開幕戦、七回表に1点を追加されて天を仰ぐ前田=2015年3月27日
開幕戦、七回表に1点を追加されて天を仰ぐ前田=2015年3月27日

「一番大事なのは、栄養バランス」

 レシピ本では、基本献立として一汁三菜の組み合わせ15種類を紹介しています。成嶋さんは「一番大事なのは、栄養バランス。今回紹介した料理は、珍しい食材も使っていないし、長時間煮込むようなものもない。どんな人にも良い料理だと思います」と話しています。

 開幕戦は1週間前から行列ができるほどの盛り上がりを見せている、今年の広島カープ。偏食も直ったマエケンの活躍にファンの期待が高まっています。

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