お金と仕事
スニーカーのロールスロイス復活へ M1300 3万5千円が争奪戦
「雲の上を歩いているような履き心地」「スニーカーのロールスロイス」。こう賞される靴が3月28日に復刻発売されます。
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「雲の上を歩いているような履き心地」「スニーカーのロールスロイス」。こう賞される靴が3月28日に復刻発売されます。
「雲の上を歩いているような履き心地」「スニーカーのロールスロイス」。こう賞される靴が3月28日に復刻発売されます。ニューバランスの「M1300」です。95、00、05、10年と5年おきに復刻され、今回が5回目。価格は税込み3万4560円と高額ですが、争奪戦は必至です。人気の秘密は、いったいどこにあるのでしょうか?
M1300のオリジナルが発売されたのは1985年。ニューバランスのランニングシューズの最上級モデルに与えられる1000シリーズの初代にあたります。色は都会のアスファルトをイメージした「STEEL BLUE」と呼ばれるグレーで、今ではニューバランスを象徴する色として知られています。
機能面では、衝撃吸収性に優れたEVA素材(合成樹脂発泡素材)を頑丈なポリウレタンに封入した「ENCAP(エンキャップ)」をソール部分に初採用。ファッション業界からも注目を集め、あまりの履き心地の良さから「雲の上を歩いているようだ」と業界人の間で評判になりました。また、当時アメリカで130ドル、日本で39000円という価格も、その名を世に知らしめる一因となりました。
2月には、発売日や発売方法をめぐって誤った情報が流れ、販売元のニューバランスジャパンが否定するツイートを流す事態に。3月2日に発売日が正式発表されると、ツイッター上では「本当に欲しい」「3万円超えは高すぎる」といった声が上がりました。
あれからもう5年。 5年周期で発売されるあいつが2015年にもやってきました。今回も、盛り上がってまいりました。http://t.co/NXDENPjRZx
— ざわさん (@Imutak9110) 2015, 2月 21
今回も買えるかな(;´Д`)前回は三軒くらい靴屋回っててなんとか買えたけど。。“@fashionsnap: 行列必至、ニューバランスが伝説モデル「M1300」を復刻 http://t.co/VOunrIrG50 http://t.co/2Sszo6a9ck”
— kurobei (@kurobei) 2015, 2月 21
首都圏住みの方、見付けたら買いかも。と言うか俺の買って来て下さい(^^; クソ高いですがおそらくかなりの争奪戦。普通の人から見たらちょっとダサいニューバランス、だがそれがいい。http://t.co/oOVZTXHyQs
— こーち@なつまち部副ぶちょー (@kouchito) 2015, 2月 28
復刻されるごと毎度購入しているM1300。2015年モデルが気になるところ。マニア歴20年以上ですが、スニーカー愛好家が周りに一人もおらず寂しい限りです。キックス語りで呑めるワ(笑) pic.twitter.com/Bo4xFAFPgT
— 諏訪部順一 Junichi Suwabe (@MY_MURMUR) 2015, 3月 1
ファンの間では、復刻されるたびにロゴの形やステッチの丸みなど細かな点がオリジナルと比較されます。今回の特徴はシュータン(甲の部分)のラベル。英文で書かれた注意書きの段落のつけ方まで忠実に再現したそうです。ちなみに、オリジナルモデルのラベルには、AタイプとBタイプの2種類が存在していて、今回はBタイプを採用しています。
一方、これまでと違う点は、初めてレディース(23.0cm~)とキッズ向け(17.0~21.5cm)が販売される点です。レディースの価格は税込み3万4560円と同じですが、キッズサイズは「Made in U.S.A. 」ではなく、ソールの素材も異なるため、税込み8424円と抑えられています。
取扱店舗や販売方法などは18日にホームページ上で発表される予定です。販売数は公表しないそうですが、過去の例からして行列や売り切れは必至とみられています。なぜ、ここまで人気なのか? その魅力についてニューバランスジャパンはこう説明します。
「ニューバランスのこだわりを一言で表すなら『フィット』だと思います。解剖学的なアプローチからフィットする靴づくりにこだわった、その代表的なモデルが1300です。デザインも機能も30年前と同じままで受け入れられているのは、ニューバランスのフィロソフィー(哲学)が詰まっているからだと思います」