• 混雑時、指定席に誘導
• 指定席料金は席確保、グリーン車は・・・

2015/01/15

取材リクエスト内容

ＪＲが新幹線混雑時の自由席客の指定席デッキ・通路への誘導していますが、この誘導は鉄道営業法第２６条に違反するばかりでなく、指定席客との値段のバランスも著しく欠き（１人千円程度、一列車１００人×１００列車で１万人、約１千万円）、指定席客が本来享受されるべき快適性を損なわれます。ぜひ話題に上がり改善を促してほしいです。 小林光博

記者がお答えします！

　新幹線の混雑時、自由席の車両に入りきれない乗客を、指定席車両に誘導することがあります。人口密度があがってしまい、自由席と一緒みたい・・・。これは、指定席料金を払った人のサービスを損なっていることにならないの？　ＪＲ東海に聞いてみました。

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混雑時、指定席に誘導

　ＪＲ東海広報部によると、帰省ラッシュなどの時期、自由席料金で乗った人を自由席車両以外のデッキや指定席車両に誘導することはあるそうです。ぎゅうぎゅう詰めのまま運行すると、乗客がけがをしてしまう恐れがある場合、誘導しています。

Ｎ７００系新幹線

指定席料金は席確保、グリーン車は・・・

　指定席車両の乗客からすると、本来はいないはずの自由席車両の乗客が増えることになります。車両の快適度はどうしても落ちてしまいます。その点についてＪＲ東海広報部は「指定席料金は、席の確保のための料金という位置づけになっています」としています。つまり、指定席料金を払っていても、席の確保以外のサービスは自由席の乗客と一緒、ということになります。

　一方、車両自体の作り自体が特別なグリーン車については、基本的にグリーン車の料金の乗客以外が車両に入ることはないそうです。

北海道新幹線のグリーン車