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森進一さん「紅白、あと3年で卒業したい」 高齢化に「世代交代を」
森進一さんが、出場50回を節目に紅白歌合戦を引退する気持ちを明かしました。「北島さんも50回で卒業した。あと3年で卒業したい」と、節目での紅白歌合戦からの引退を明言しました。
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森進一さんが、出場50回を節目に紅白歌合戦を引退する気持ちを明かしました。「北島さんも50回で卒業した。あと3年で卒業したい」と、節目での紅白歌合戦からの引退を明言しました。
今年の紅白歌合戦で出場47回になる森進一さん(67)が、出場50回を節目に紅白歌合戦を引退する気持ちを明かしました。森さんはNHKホールでの音あわせに参加し「年上の女(ひと)」を熱唱。報道陣に「北島さんも50回で卒業した。あと3年で卒業したい」と、節目での紅白歌合戦からの引退を明言しました。
森さんは「今年はあっという間だった。体調はバッチリです」と心身の充実ぶりをアピール。しかし、「出場者の4分の1が高齢者。みんな50回で卒業したほうがいい」と、出場者の世代交代の必要を訴えました。
ただ、「出られる間は出る」と、50回までは出場する意気込み。歌手活動自体の引退は否定しました。
森さんは、ふるさとの鹿児島市の中学校を卒業した後、大阪のすし店に就職しました。母子家庭で、森さんの乗った集団就職列車を、日雇いの母親が線路わきで見送るという、ドラマを地でいくような別離でした。「すし店を選んだのは腹いっぱいすしが食べられると思ったからです」と語っています。
独特のしゃがれ声で有名な森さんですが、1965年にデビューした当初は、個性的な声に悩んだそうです。「歌手というのはきれいな澄んだ声の人というのが当たり前の時代でしたから」と語っています。テレビの公開歌謡番組で優勝したのがきっかけで歌手デビューを果たします。当時について森さんは「優勝できたのは、チャーリー石黒さん、スマイリー小原さん、浜口庫之助さんらジャズに慣れている人たちが審査員だったからでしょう。サッチモとかを聴いてるから、しゃがれ声にも抵抗がない」と回想しています。
2005年3月には、森昌子さんと離婚しています。2人が婚約したのは1986年6月。昌子さんは1972年「せんせい」でデビュー。ともに演歌系のトップスターとして活躍していました。
代表曲「おふくろさん」を巡っては、原曲にない語りを加えたことで、作詞者の故・川内康範さんから歌唱を禁じられるという騒動に。2008年11月に和解し、「私の認識不足、配慮不足から事態を悪化させてしまった」と川内さんとファンに謝罪しました。