お金と仕事
話長い・評論家的…最近増えてる「分析型人間」、ここ気を付けて!
「話が長い」「なんか評論家的」「積極性が足りない」。そんな評価を受けてしまう「分析型人間」が増えています。「分析型人間」に気を付けてほしい5つの鉄則。
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「話が長い」「なんか評論家的」「積極性が足りない」。そんな評価を受けてしまう「分析型人間」が増えています。「分析型人間」に気を付けてほしい5つの鉄則。
「話が長い」「なんか評論家的」「積極性が足りない」。そんな評価を受けてしまう「分析型人間」が増えています。スピード感を求められる場面では実力が発揮できず、後から悩んでしまう人も少なくありません。「分析型人間」が身につけたい5つの鉄則です。
あなたも、こんなことを感じたことはありませんか。
・人からガツンと言われると言い返せない
・あとになってひとり反省会
・ひとつの仕事をじっくりやりたい
・リスクが気になり、すぐに動けない
・日々考えている時間が非常に長い
・意見を言いたいのに、人に言われてしまう
多いに当てはまるとしたら、あなたも「分析型」タイプかもしれません。
実は、近年、30~40代を中心に、この「分析型」タイプが急増中だそうです。
研修講師を15年以上勤める濱田秀彦氏は次のように話します。「最近、企業の役員や人事担当者から『おとなしい』『積極性が足りない』『レスポンスが悪い』『話が長くわかりにくい』『評論家的である』人が増えたという声を聞くことが多くなりました。まさに『分析型』タイプの悪い面です。こうした人が増えると、スピード感がないし、チャレンジできないという悩みを組織は抱えます」
そんな「分析型」タイプが身につけたい5つの技術をご紹介します。
大げさにいえば、永遠に考えてしまうのが分析型の特徴。いつまででも考えてしまう分析型にまわりはイライラ。「1時間だけ考える」と考える時間のエンドを決めてしまいましょう。
分析型は、一言で言いきるのを避けます。一言で言うと、必ずリアルなこととは誤差が出るからです。けれども、その誤差を嫌がるのは分析型。でも、100%正確に伝えようとした結果、話が長くなり、相手はポイントをつかめないどころか、聞くスタミナも無くなり、イライラ。伝わりやすさを意識して「一言で言う」習慣も身につけましょう。
「でも」は分析型が頻繁に使う言葉。上司から「価格を下げるよう交渉してくれ」の言葉に「でも、質が下がる可能性が大きいですよ」というように。これは、分析型の慎重な姿勢、リスク回避志向からきています。ただ、上司からしたら、それは単に「拒否」。「でも」の代わりに「では」を使ってみましょう。「では、3%で交渉してみます。5%だと質を落とされる可能性が高くなりますので」というように。「でも」ではなく「では」が大事です。
分析型は、抽象的な質問や即興が苦手。突然、「君の意見は?」と聞かれたら、シドロモドロになったり、「失敗する可能性もありますが、成功するかもしれません」と反対なのか賛成なのかわからない分析だけの答えをしがちです。そんなとき、即興で具体的に答えるために、「私は」から話してみましょう。「私は○○と思います。なぜなら」と分析につなげると相手に伝わりやすくなります。
自分の性格がイヤだと思っても、なかなか変わらないのが人間。でも、すぐに結果を出さなくてはならない。分析型の人が仕事でそういう状況に置かれたときは、自分とは反対の面を持つ人と組みましょう。分析型の反対は、「感情的」で「主張的」なタイプ。直観的に判断し、すぐに行動する。明るく元気。気分屋で計画が苦手。言いたいことをどんどん話す。著名人で言うと、小泉純一郎元首相や星野仙一さんなどがこのタイプの雰囲気をもっています。