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毛布の正しい使い方 「掛け布団の上」が正解 あなたも間違ってた?

毛布の上に羽毛布団をかぶっている人、きっと多いはず。しかし、この使い方は間違っていました。実は「羽毛布団の上に毛布」が正しいのです。

毛布の使い方
毛布の使い方 出典: ねむりラボのページ

目次

肌寒い季節がやってきました。みなさん、毛布は出しましたか? 私はこれまで、毛布の上に羽毛布団をかぶりつづけてきました。これまで一度も疑うことなく。しかし、この使い方は間違っていました。実は「羽毛布団の上に毛布」が正しいのです。

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驚異の3万リツイート


まずは以下のツイートをご覧下さい。


3万リツイートされるほどの反響があったことからも、多くの人が「過ち」に驚いていることが推測できます。

「毛布が上」の理由とは?

毛布の使い方
毛布の使い方 出典:ねむりラボのページ


このツイートの元とみられるのが「ねむりラボ」の記事です。

オムロンヘルスケアが運営するサイトで、「よいねむり」と「健やかな生活」の関係をひも解く記事が掲載されています。

その記事によると、毛布を上にする理由は以下の通りです。

暖かい状態をつくるには、「羽毛布団を直接体に触れさせる」ことが不可欠なのです。

羽毛は体温を感知して膨らみ、保温性を高める性質があります。羽毛布団と体の間に毛布があると、この効果を遮断してしまいます。

秋口の肌寒さを軽減したいなら、体の上には羽毛布団、その上に毛布、という順番を鉄則としましょう。
ねむりラボのページ

なんと、毛布は「邪魔者」だったのです。

オムロンヘルスケアによると、この記事に対するfacebookのいいね!は、通常の2~3倍だったそうです。

温度と湿度のバランスにも配慮を

冬に快適に眠る環境は?=2014年1月11日の朝日新聞
冬に快適に眠る環境は?=2014年1月11日の朝日新聞 出典: 朝日新聞


寝具の製造・販売などを手がける丸八グループの睡眠環境コーディネーター・中野祐三子さんに詳しく聞きました。

Q やっぱり「布団の上に毛布」が正しいのでしょうか?

A おおむね、その通りです。だだし、布団や毛布の種類、状態、組み合わせによって違ってきます。

 羽毛ふとんは体温が伝わるとふくらんで、あたたかさが増します。体の熱を逃がさないためにも、羽毛ふとんの上に毛布をかけるのは効果的です。

 綿布団でもしっかりお手入れしていれば、一般的には毛布が上の方がいいです。

Q 「毛布が上」が適さないのは、どんなときでしょうか?

A 毛布が重い場合です。ふとんがつぶれてしまい、かさがへることで保温性が低下するためです。

Q 毛布の肌触りがたまらないという意見も根強くあります。内側に毛布をかける人向けにアドバイスはありますか?

A アクリル毛布は肌触りは良いですが、汗を吸わないので寝具の中があたたまると不快指数が上がります。ムレが気になる方はやめましょう。代謝量の多い子どもは汗をかきやすいので要注意です。

Q 快適に眠るうえで、布団や毛布の順番以外に気をつける点はありますか?

A 敷き寝具です。寝床内の熱のほとんどは敷き布団を通して逃げていきます。寝床内の保温の6割が敷き寝具、4割は掛け寝具が担っているといわれています。

 畳やフローリングに敷き布団で眠っている方は、冬場はもう1枚敷き布団を重ねましょう。その上にタオル地や保温効果の高い敷きパッドをするのもいいです。

Q これで快適に眠れそうです。

A ここまでの話は、保温性についてがメインでした。快適に眠るために大切なのは「温度と湿度のバランス」です。

 掛け寝具と敷き寝具でつくられた寝床内気候が「およそ温度33℃、湿度50%」だと、リラックスした睡眠をとることができます。

 温度だけでなく湿度にも気を遣ってください。吸湿発散性の高い敷きパッドなどを使うと効果的です。

西川産業の羽毛布団=2013年6月5日の朝日新聞
西川産業の羽毛布団=2013年6月5日の朝日新聞 出典: 朝日新聞


「温かければ快適」というわけではないんですね。

さっそく私も「毛布が上」を試しました。

布団に入るときはヒヤッとするものの、朝までぐっすり眠ることができました。

思い込みでしょうか?

あなたもぜひ試してみてください。

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