話題
【緊迫の動画】ジェットスター機緊急着陸 CAの連呼がすごい
LCCのジェットスター・ジャパン機が10日、関西空港に緊急着陸しました。この機体に乗り合わせていた乗客が撮影していたとみられる動画がありました。着陸前の機長のアナウンスから始まる、機内の緊迫した空気が伝わります。
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LCCのジェットスター・ジャパン機が10日、関西空港に緊急着陸しました。この機体に乗り合わせていた乗客が撮影していたとみられる動画がありました。着陸前の機長のアナウンスから始まる、機内の緊迫した空気が伝わります。
格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパン機が10日、関西空港に緊急着陸しました。
車輪がパンクしている恐れがあるとして、強い衝撃に備える「安全姿勢」を指示。無事着陸し、乗客乗員131人にけがはありませんでした。
この機体に乗り合わせていた乗客が撮影していたとみられる動画がありました。
着陸前の機長のアナウンスから始まる、機内の緊迫した空気が伝わります。
異常の可能性のアナウンスがあったのち、客室乗務員(CA)が非常口の案内や、シートベルトをきつく締めたり、腕を組んでひじを抱えるなどの安全姿勢の説明をします。
【9:32】
機長が、「間違いなくノーマルランディング(通常着陸)を予想しておりますが、万が一のために」と、あらためて安全姿勢を要請。
その間、機内は冷静な様子です。
【10:13】
緊張をはらんだ一時の静寂を打ち破るように、突如、CAが連呼を始めます。
「頭を下げてー!前にかがんでー!」
「頭を下げてー!前にかがんでー!」
「頭を下げてー!前にかがんでー!」
……声を合わせてひたすら連呼。
途中、疲れからか声がそろわなくなったりしても、ただただ連呼します。
【14:27】
連呼がようやく終わります。
機内が再び静かになると、乗客のまばらな拍手。緊張が続いて力が入らないせいか、弱々しい拍手音がリアルです。
さらに、それまでCAの連呼にかき消されて聞こえなかったのでしょうか?乗客のすすり泣きのような声が聞こえてきます。
【14:38】
機長から安全姿勢の解除を許可するアナウンス。
結果的には、通常の着陸でした。
安全姿勢の指示は、パイロットが離陸直後に前脚付近の異音を検知していたため、大事を取っての対応でした。
着陸後に点検したところ、鳥が衝突した跡があったそうです。
この壮絶な連呼、こういうシチュエーションでは一般的な対応なのでしょうか。
国土交通省航空事業安全室によると、乗客の心理状態を考慮した、案内誘導の手法の一つだそうです。
緊急時には、機長やCAの指示が途切れると、乗客は「どうなったの?次に何をしたらいいの??」と、パニックになる可能性があります。
そこで、「簡潔な言葉で、繰り返し、途切れずに指示を出す場合もある」とのことです。
ただ、非常時のアナウンスなどのマニュアルは、航空機製造メーカーのガイダンスなどをもとに、各航空会社が自ら整備するため、連呼の度合いやフレーズなどは、社によっても異なるそうです。
ジェットスター・ジャパン社の広報担当者によると、この動画は、今回の緊急着陸の機内で撮影されたもので間違いない、とのこと。
当時、機内のCAは4人だったそうです。
これだけの人数で、機内中に響き渡る声を張り続けるのは大変だったでしょう。
連呼は社内のマニュアルに沿った、「通常のプロセス」とのこと。
「グループで安全最優先のポリシーを徹底している。適切な対応をするプロセスに従ったまでです」と話しています。
※11月13日追記
ツイッターでは、CAの懸命な仕事を称賛する投稿が見られました。
【緊迫の動画】ジェットスター機緊急着陸 CAの連呼がすごい - withnews
http://t.co/fIUQI2xuS3 #withnews
私も以前、強風の成田空港に着陸した飛行機に乗っていた時、直前に横風で煽られて、着陸してから拍手が鳴ったけど、ほんとCAさんお疲れ様!
— 那由他提督(舞鶴鎮守府) (@Nayuta_Moriarty) 2014, 11月 13
http://t.co/3CMAMWCGPs
【緊迫の動画】ジェットスター機緊急着陸 CAの連呼がすごい
なんか感動したわ^^ CA Good job !
仕事を全うしたね。
— 節電 (@YamagawaH) 2014, 11月 13