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エボラ、5つの予防策 ユニセフのイラストが超わかりやすい
アフリカを中心に猛威をふるうエボラ出血熱。感染者数が1万人を突破し、ユニセフが予防策などをわかりやすく示したイラストを紹介しています。
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アフリカを中心に猛威をふるうエボラ出血熱。感染者数が1万人を突破し、ユニセフが予防策などをわかりやすく示したイラストを紹介しています。
アフリカを中心に猛威をふるうエボラ出血熱。感染者数が1万人を突破する状況下、UNICEFは「エボラは死刑宣告ではない」とのメッセージと共に、予防策や感染経路などをわかりやすく説明したイラストを度々ツイートしているのでご紹介します。
アフリカを中心に猛威をふるうエボラ出血熱ですが、感染者数が1万人を突破してしまいました。
世界保健機関(WHO)が25日に発表したレポートによると、23日時点の感染者は1万141人(疑われるケースも含む)。死者は4922人に上ります。感染者、死者とも西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネに集中しており、この3カ国では、いまだに感染が拡大している状況です。
セネガル、ナイジェリアについては、WHOが終息宣言を出しました。一方で、マリで先日、初めての感染者が確認されるなど予断を許さない状況です。
そんな状況下で、UNICEF(ユニセフ、国際連合児童基金)がツイッターで、こんなメッセージをツイートしています。
#Ebola is not a death sentence. Early treatment means a much better chance of survival. #EbolaResponse pic.twitter.com/RyCBhUjTWI
— UNICEF (@UNICEF) 2014, 10月 11
「エボラ出血熱は死刑宣告ではありません。早期治療が、生存する可能性を高めます」
UNICEFは、このようなメッセージと共に、エボラ出血熱の予防策や感染経路などをわかりやすく説明したイラストを度々ツイートしているのでご紹介します。
【1】生煮えの食べ物、野生生物の肉は避ける
【2】せっけんで手を洗い、適切な衛生状態を保つ
【3】医療従事者は、適切な保護服を着用する
【4】エボラ出血熱について正しい情報を広め、誤解を打ち消す
【5】症状が出たらすぐに医療機関を受診する
いずれも基本的なことかもしれません。しかし、自身の感染や周囲への感染の拡大を防ぐために心掛けなければいけないことばかりです。
エボラ出血熱は、エボラウイルスへの感染によって発症しますが、どのようにして感染が拡大するのか。わかりやすく説明したイラストもツイートされています。
・発症者の遺体
・発症者の大便や尿などの排泄物
・感染した動物がかじった果物
・発症者や回復したばかりの人との無防備な性交
・発症した人や動物との接触
・汚染された医療器具、汚れたシーツや衣服
・発症者の血液や体液
・野生生物の肉
イラストでは、これらを通じて、エボラが拡大すると説明しています。つまりウイルスが、発症者の体液などから他の人へ感染していくことをわかりやすく示しています。ちなみに空気感染はしません。
症状について説明したイラストもあります。
・発熱
・目や耳からの出血
・嘔吐(血が混ざることも)
・筋肉や関節の痛み
・発疹
・下痢(血が混ざることも)
イラストには、「致死率は50~90%」「早期に治療を受けた人は、生存率が上がる」といった重要な情報も記載されています。
また潜伏期間(2~21日)や、発症した患者が感染力を持つ(つまり潜伏期間中は感染しない)ということも記されています。
エボラ出血熱が恐ろしいというのは事実ですが、やみくもに恐れるのではなく、正しい知識を身につけることが大事です。予防策の一つにも挙がっていた「正しい情報を広め、誤解を打ち消す」を念頭に、冷静な行動がいざという時の感染拡大を防ぐには欠かせないでしょう。