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法王の愛車哲学 高級車乗り回す日本のお坊さんにも学んで欲しい
庶民派で知られるフラシスコ・ローマ法王。韓国訪問でも周囲を驚かせました。専用車も自分流に改造してしまった理由とは。
韓国を訪れたフランシスコ・ローマ法王。
「庶民派」として知られる法王は空港に到着して早々、周囲を驚かせました。乗りかえた車が「異例」だったのです。
法王が乗り込んだのは小さなハッチバック車。できるだけ小さな車で、と法王ご自身が要望されたようですが、あまりの小ささにプレスセンターでは一瞬どよめきが。 pic.twitter.com/1hRBpTElpU
— 石田博士 (@ishida1970asahi) 2014, 8月 14.@sspmi フランシスコ法王が空港で乗り込んだ小さなハッチバック、KIAのSoulという車種でした。韓国民は「さすが質素な法王様」と感嘆しているとAP電。この記事によると、法王はローマではFordのFocusを使っているとのこと。エルサレムではスバルのSUVでした。
— 石田博士 (@ishida1970asahi) 2014, 8月 14
法王の普段の愛車は？
ではフランシスコ法王は、いつもはどんな車に乗っているのでしょうか。
フランシスコ法王は質素なフォードのフォーカスに乗って、祈りを捧げに夏に滞在する家を訪れた。
New York Post
米誌によると、フォードのフォーカスだそう。
フォーカスは日本では約３００万円で、法王にしてはずいぶん普通の車です。
「ファン対応車」を自分流に改造
一方、法王が「ファン対応」する時に乗る専用車がこれです。
会場を巡るのもオープンカーですし。フランシスコ法王を見ていると、自らの命を神に委ねた人の強さを感じます。ただ警備担当者は内心キツいでしょうね RT@ronatan_kawaii: 警備担当者の胃に穴があきそうなロケーションですね
— 石田博士 (@ishida1970asahi) 2014, 8月 16
説得力のある法王の言葉
新法王フランシスコ１世は１９３６年１２月、ブエノスアイレスで生まれた。イタリア紙によると、父母ともイタリア北部ピエモンテ州からの移民だ。
朝日新聞、2013年3月14日
一貫して貧困対策に力を注いできた。２００１年に枢機卿に任命された際には、多くの信者が式典を見にバチカンを訪れようとしたのを制し、「お金は貧しい人のために使って」と諭した。日頃の移動には地下鉄やバスを使う庶民派だ。
朝日新聞、2013年3月14日
フランシスコ法王の庶民派ぶりには形だけの“人気取り”ではなく、宗教者としての思想があるようです。
法王はこんなふうに語っています。
「新車を乗り回してる司祭や修道女を見ると心が痛みます。どうかもっと質素な車を選んでください。もし高級車が好きなら、世界でどれだけの子どもがお腹を空かせて亡くなっているか考えてみてください」
New York Post
日本でも、お寺の住職や神社の神主が、やたら高級車に乗っているのを見かけませんか。
日本の宗教法人は税金が特別に減免されていることを考えても、フランシスコ法王に学んで欲しいものです。
