話題
台風リアルタイム・ウォッチャー、グーグルアースでリアル進路図
台風8号が猛威をふるった7月、首都大学東京の渡邉英徳准教授が、台風を動きをリアルに再現する「台風リアルタイム・ウォッチャー」を1日で完成させ、ネット内外で賞賛の声が集まりました。最新の台風情報もリアルタイムで更新されています。
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台風8号が猛威をふるった7月、首都大学東京の渡邉英徳准教授が、台風を動きをリアルに再現する「台風リアルタイム・ウォッチャー」を1日で完成させ、ネット内外で賞賛の声が集まりました。最新の台風情報もリアルタイムで更新されています。
台風8号が猛威をふるった7月、首都大学東京の渡邉英徳准教授が、台風を動きをリアルに再現する「台風リアルタイム・ウォッチャー」を1日で完成させ、ネット内外で賞賛の声が集まりました。最新の台風情報もリアルタイムで更新されています。
ウェザーニューズ「減災リポート」と国立情報学研究所「デジタル台風:台風画像と台風情報」の過去72時間分のデータを、重層表示することができます.制作:渡邉英徳
台風の位置情報は国立情報学研究所が公開している「デジタル台風」の情報を取得。1時間ごとに更新しています。
台風(熱帯低気圧)に関する気象衛星画像約18万件を、過去約35年にわたって網羅的にアーカイブし、日時・名前・位置による検索や雲パターンの画像検索などを可能とした台風データベース。最新の台風情報も準リアルタイムに速報。国立情報学研究所。
台風リアルタイム・ウォッチャーの、もう一つの特徴が、今何が起きているかを現地の人の声で伝えていること。気象情報会社「ウェザーニューズ」に登録している、全国400万人の「ウェザーリポーター」が逐一、送ってくれる情報を取り込んでいます。情報は「強風」「浸水」などに分類されており、何が起きているのか内容も一目で分かるようになっています。
最新の情報に目が行きがちな台風情報ですが、台風リアルタイム・ウォッチャーでは過去の情報も再現できます。一見、「何の役に立つの?」という情報に見えますが、実際に画面上で台風の動きを再現してみると、近づいてくる様子がリアルに再生されて、「これは、やばい・・・」という警戒感が高まります。
そして最大の目玉が、すべての情報がデジタル地球儀「グーグルアース」にまとめられていること。これによって、台風の動きとそのときの現地の声、それらの時間的な変化を一目で見ることができるのです。
データは自動で取り込まれているので、当然、最新の台風の動きも反映されています。
台風リアルタイム・ウォッチャーを作ったのは、首都大学東京の渡邉英徳准教授。これまでに、広島と長崎の被爆者の声や、東日本大震災の被災地の写真などをグーグルアースと組み合わせるプロジェクトに関わってきました。台風リアルタイム・ウォッチャーのような、アーカイブではなくリアルタイムの状況を反映させるプロジェクトは「前からやりたかった」そうです。
「ウェザーリポーター」の声と、台風の動きを組み合わせたことで見つけた「発見」もありました。渡邉さんは「鉄道の運転見合わせなど、リポーターからライフラインの報告が来ると、その地域に大雨が降っていました。単なるツイッターの情報ではなく、登録されたリポーターの情報は貴重だと思いました」と話しています。
台風はいつ何時、襲ってくるかわかりません。台風リアルタイム・ウォッチャーをはじめ、色んな情報をチェックして警戒してください。