ネットの話題
「ショベルカーの孫の手」人気すぎて6年ぶりに登場 SNSでも話題
「いいアイデアすぎる…!」
かゆいところに手が届く、ユーザーのニーズに応える企業でありたいーー。SNSでショベルカーを模した孫の手が注目を集めました。ユーモアあふれる非売品のノベルティグッズに、「ほしい」の声が集まっています。
7月上旬、ツイッター(現・X)に「痒(かゆ)い所に手が届くコベルコの孫の手(ショベルカー)」というコメントとともに、「ショベルカーの孫の手」の画像が投稿されました。
「どこで買えますか?」「子供が欲しがりそうだけど私が欲しい」「いいアイデアすぎる・・・!」といった声が寄せられ、3万近い「いいね」がついています。
投稿したのは、千葉県の建機レンタル会社・新光重機のアカウント(@shinkojuki)です。広報担当者は「弊社が取り扱っているメーカーさんの販促品をご紹介しました」と話します。
孫の手は、工事現場で使う掘削機を販売・レンタルするコベルコ建機日本(千葉県)が企画した非売品のノベルティグッズでした。
コベルコ建機日本では、これまでも掘削機PRのため様々なノベルティグッズを企画し、現在はマスキングテープやボールペン、ブランケットなど40近いグッズを展開しています。
孫の手が企画されたのは、2017年のこと。当時3000~5000個制作され、すでに配布は終了していましたが、根強い人気があり2023年に復刻版として再び登場したそうです。
孫の手は同社や販売店での展示会などで配布され、すでに復刻版5000個も配布終了したといいます。しかし、人気グッズのため3000個以上追加生産しているそうです。
2017年当時、ショベル営業部で孫の手を企画した吉川拓也さんは「くすっと笑ってもらえ、常に手にとってもらえるものをイメージして作りました」と振り返ります。
ノベルティグッズは無料で配布するため、多くの人の手に渡ります。一方で、「インパクトがないと引き出しにしまわれ、忘れられてしまう」という危機感がありました。
ノベルティグッズを作る際のポイントは、「コスト、大きさ、インパクト」。吉川さんは「インパクトがあるものを作りたかった。コストをかけずに作るにはどうしたらいいかを考えました」と話します。
2010年代にノベルティグッズとしてあったショベルカーの耳かきを参考に、「お客様のニーズを解決する、かゆいところに手が届くコベルコ」から発想を膨らませて孫の手を提案したそうです。
リアルを追求するため実物のショベルカーの設計図を参考にし、色みも「コベルコカラー」である「ブルーグリーン」にしました。
吉川さんは、ノベルティグッズを手にとってもらい、そばに置いてもらうことで「コベルコを身近に感じ、意識してもらえることが重要」といいます。
SNSで話題になったことを受けて、「コベルコ建機日本一同うれしく思っております。これからも皆様の手に取っていただけるようなノベルティグッズを企画、発案していきたい」と話しています。
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