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ピサならぬ「ピザ」の斜塔? そっくりなだけじゃない食品サンプル展
作品展について開催の経緯を聞きました
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作品展について開催の経緯を聞きました
イタリアの観光名所「ピサの斜塔」ならぬ「ピザの斜塔」? 通常は本物そっくりに作られる食品サンプルですが、職人がアイデアと技術を披露するために手がけたものです。都内で8月末まで開催されている作品展について企画の経緯を聞きました。
東京ソラマチ(東京スカイツリータウン)で開催されている「おいしさのアート展2022」。
食品サンプルを手がける、大阪のいわさき、東京の岩崎(イワサキ・ビーアイ)、岐阜の岩崎模型製造のグループ3社が合同で企画した作品展です。
本物そっくりな食品サンプルだけでなく、牛肉の部位ザブトンが座布団になった作品や、ハンバーグがじゃんけんのグーの形になっている「手ごね ハンバーぐぅ~~!」など68点が展示されています。
グループ各社で定期的に製作コンクールを開催していますが、今年は大元である岩崎製作所の創業90周年ということで初めて合同開催したそうです。
「『笑顔あふれるおいしい瞬間』をテーマにした、驚きと感動にあふれた作品の数々です」と、いわさきの広報担当者。
普段は本物そっくりを目指す職人たちが「つくりたいものをつくる」ことを許されるのがコンクール。
本物と区別のつかない超リアルな作品に取り組む職人もいれば、遊び心のある「映える」ものを作る職人もいるそうです。
そうして完成した作品が新技術や新しい表現方法につながっており、今回はそのお披露目の場でもあります。
「普段は飲食店の料理の販促に徹している食品サンプルですが、今回ばかりは主役です。楽しいアート作品としてお楽しみいただき、日本が誇るべきカルチャーと感じていただけたらうれしいです」
特設サイトではコンクールのために作られた全101点が公開されており、9月4日までWEB投票も実施中です。
「コメントも書き込めますので、ぜひお願いします。職人たちの今後の励みになります」とのことでした。
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